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【ONE59】メインはアスクレン×カデスタム、山田は成長見せつける絶好の機会=ナラントンガラグ戦!!

Tetsuya Yamada【写真】山田に勝機を作るのは、ズバリ勇気だ(C)MMAPLANET

9月2日(金・現地時間)に中国・上海の上海オリエンタル・スポーツセンターでONE59 「Shanghai」が開催される。


メインイベントはONE世界ウェルター級王者ベン・アスクレンが3度目の防衛戦でゼバスチャン・カデスタムの挑戦を受ける。アスクレンはご存じ、フォークスタイルレスリングの強豪で元ベラトール世界ウェルター級王者、UFCとの契約で求めていたような条件を引き出せずにONEと契約した非UFC系を代表するトップファイターだ。

ONEとの契約後も無敗を維持し、現在MMA戦績は16勝0敗という圧倒的な数字を残している。対してチャレンジャーのカデスタムは打撃主体の元PXCウェルター級王者で、キャリア9勝3敗だ。この数字だけ見ると、王者が圧倒的優位と予想される世界戦といえる。経験値だけでなく、スタイルマッチアップとしても組んで倒せば、アスクレンが絶対に有利。さらにグラウンドでのヒザ蹴りが許されるONEのルールでは、アスクレンのテイクダウンを切るために欠かせないスプロールが命取りとなる可能性がある。

倒されないためにスプロールは必要だ。しかし、そのフェイクにかかると頭が下がり、アスクレンのがぶりに捉えられる。そうなればヒザ蹴りの雨あられを喰うことになる。ただし、最近のアスクレンは双六でいえば上がった感があり、以前のような打撃を被弾しても絶対に倒すという踏み込みが見られないのも事実だ。

あのアンドレイ・コレシュコフを圧倒した時のようなモチベーションをアスクレンが維持していれば、本当にカデスタムに勝ち目はない。ただし、過去数戦で見せている踏み込みの甘いテイクダウン狙いはパンチを被弾し、ローで前足を削られる危うさを秘めている。要はアスクレンのモチベーション次第といえる世界ウェルター級チャンピオンシップだ。

またセミではタイガームエタイ所属の山田哲也が、1年半振りにONEのサークル・ケージに足を踏み入れる。この間、ONEと契約下にありながら日本でグランドスラム&グラチャン、そして中国のMMAシーン、フィンランドの大会で経験を積み、6勝1敗──現在4連勝中と結果を残している。

対するトンガーことジャダンバ・ナラントンガラグは18日にタイトルを失ったマラット・ガフロフへの王座挑戦失敗から、9カ月振りの実戦復帰となる。41歳になったトンガーの打撃の圧力は健在、その一方で強引な寝技に難があるのも変わらない。

その寝技というふぇくたーが一番の武器である山田にとって、スタンドの打撃戦でいかにトンガーのプレッシャーを受け止め、制空権に入ることができるかが勝負の鍵を握って来る。寝技に持ち込めば勝利は広がる。この点で自分を信じ、まっすぐ下がらず、頭を下げることなく打撃から組みという流れを駆使できれば、元王者越えのチャンスは大いにある。タイガームエタイでの日々、中国で積んできた戦績、その経験の成果を見せつけるのに絶好の機会といえる山田のジャダンバ・ナラントンガラグ戦だ。

■ONE59対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ベン・アスクレン(米国)
[挑戦者]ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
山田哲也(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
マ・ハオビン(中国)
フーシー・グウツウ(中国)

<女子ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
シュー・チュンヤン(中国)
エー・ヤーナット(カンボジア)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
チェン・チュンミン(中国)
ペン・シューウェン(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
サゲッダーオ・ペットパヤータイ(タイ)
マムード・モハメッド(エジプト)

<女子ストロー級(※56・7キロ) /5分3R>
ミャオ・ジェ(中国)
モナ・サミル(エジプト)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ヤロスラフ・ヤルティン(チェコ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
チャン・チェハオ(中国)
リー・チェンチャオ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ) /5分3R>
マーク・マルチェリーノス(マレーシア)
チャン・クワン・ロッ(ベトナム)

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