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【Gladiator004】大道翔貴と対戦する岩田啓輔―02―「5連続KO? 打撃は本当に下手です」

Iwata【写真】この面構えでシャイ。逆にそのファイトが興味深くなる岩田だ (C)MMAPLANET

13日(日)に和歌山市の和歌山ビッグウェーブで開催されるGladiator004。同大会で大道翔貴と対戦する岩田啓輔インタビュー後編。

7月30日に名古屋のstArt JAPANで行われた嶋田裕太&長谷川賢のセミナーに参加した岩田だが、日沖発、久米鷹介、春日井たけし、祖根寿麻、村元友太郎、同じくグラジエイター004に出場する竹本啓哉らと、ほぼ交流することなく4時間に渡り講習を受けていた。

5試合連続KO勝ち中とは思えない引っ込み思案の岩田。そんな彼はチーム侍のリーダー=桑原清に絶大の信頼を寄せている。

<岩田啓輔インタビューPart.01はコチラから>


──その目標に向かい、中村戦のKO勝ちはどのような自信を与えてくれましたか。

「正直、試合前には皆に負けると言われていました。それもあってか、これまでの試合では平常心でいたいので、試合前もノホホンとしていて、逆に『集中しろ』と注意されていたのですが、この間の試合では初めて緊張しました。『今日、負けてしまうかも』と考えて。

そんな試合で勝てたので、得られたことは次のチャンスです。トーナメント戦ではないですが、毎試合が篩にかけられていると思っています。清会長からも僕らは地方の人間なので『負けると、一つずつチャンスを失う』という風な哲学を教わっています。

清会長は人として魅力があって、多くの人が協力をしてくれています。それがあってハワイのHMCでハルさん(嶋西春臣会長)と3カ月に渡り練習し、学んだことをジムで僕らが習うことができています」

──そんななか次の対戦相手の大道選手も岡山が基盤で、修斗では堀口恭司選手や赤尾セイジ選手と同期。アマ時代は佐々木憂流迦選手とも対戦経験があります。DEEP、パンクラス、HEATにZST、そしてGrachanと新旧グラジエイター、デモリッションなど、ありとあらゆるプロモーションで戦ってきたファイターです。

「タイトルも持っていますし、この試合も僕が挑戦者だと思っています。どちらが生き残れるのか、そういう試合です。だからこそ、勝ってこの試合を自分のステップアップの材料としたいです」

──5試合連続KO勝ちの勢いは持続できそうですか。

「それは……たまたま右のラッキーパンチが当たっているだけなので。本来はテイクダウンから寝技に持ち込むのが僕のスタイルで、打撃は本当に下手なんです(苦笑)」

──それでこの連続KO勝ちは……。

「本当に癖というか、ああいう風に打ってしまってそれが当たっているだけなんです」

──いや、その打撃で敗れた選手が浮かばれない一言ですね(苦笑)。

「KOは意識していないです。練習でもコントロールできないぐらい、本当にまだまだなので。それでも勝てているのは、清会長のお陰です」

──では大道選手との試合では、どのような試合を見せたいですか。

「僕はいつも試合を組み立てるということはなく、柔術家が相手なら立って、打撃系ならテイクダウンして戦おうというぐらいしか考えていなくて、臨機応変に戦っています。大道選手はガッツのある選手ですし、打撃戦に下手に応じると危ないと思います。

大道選手もレスリングが強いですが、打撃ではなくてそっちで勝負した方が良いかと考えています。清会長にも毎試合のように『KOを狙うなよ』と言われて戦っているので……。フルラウンド、貪欲に体力勝負を仕掛けたいです」

長谷川賢の道着の切り方を懸命に受講する岩田(C)MMAPLANET

長谷川賢の道着の切り方を懸命に受講する岩田(C)MMAPLANET

──ところで今日のセミナー、日沖発選手や久米鷹介選手、この地方を代表する選手もいて、彼らの後輩たちも参加していたにも拘わらず、そんな彼らから一番離れたところにいましたね。

「アッ……ハイ、結構メンタルが弱くて……(苦笑)。自分から打ち解けていくとかできないんです。本当は手を合わせてもらいたかったのですが……、自信がなくて……。こんな僕が皆さんにお願いしても良いのかって考えてしまって」

(stArt JAPAN番頭の)前田桂氏 いや、そんなこと言わずにいつでも出稽古にも来てください(と言って、プロ練習のスケジュールを岩田に伝える)。

「ありがとうございます。また、連絡させていただきます。実は、こういうところも清会長に注意されてばかりなんです……」

──とても5試合連続KO勝ちのファイターとは思えないです(笑)。

「清会長は出稽古もOKで、吸収して返って来てくれと言ってくれるのですが……。そういえば、嶋田選手のセミナーで習った柔術は僕らとスタイルが違っていて、凄く興味深かったです」

──チーム侍はIMPCTO JAPAN B.J.Jのアンディ・ムラサキさんと交流があるそうですね。

「ハイ、息子さんのアンディ・トーマス(少年の部=ジュブナイルなどで世界大会二冠を達成し、ヨーロピアン、パン、ワールドプロなどのタイトルを総なめにしている16歳。現在はカイオ・テハ所属)が日本に戻っている時は、もう常にボコボコにされています。アンディのアップにもなっていないです(苦笑)」

──なるほどぉ(笑)。大道戦を控えている状況ですが、MMAファイターとしての目標を教えてください。

「ロードFCのチャンピオンになって格闘技でご飯を食べるようになりたいです。仕事をせずに練習漬けの日々を送りたい。もっと厳しく、自分に甘いのでもっと律していきたいと思っています」

──自分に甘いというより、シャイですよね(笑)。大道選手との試合の抱負を最後にお願いします。

「頑張ります。今日はありがとうございました」

■Gladiator004

<バンタム級/5分2R>
南出剛(日本)
土肥“聖帝”潤(日本)

<GLADIATORフライ級王座決定戦/5分3R>
加マーク納(日本)
NavE(日本)

<GLADIATORバンタム級王座決定戦/5分3R>
渡部修斗(日本)
角田成建(日本)

<ウェルター級日韓対抗戦/5分2R>
レッツ豪太(日本)
イ・ヒョンソク(韓国)

<ライトフライ級(※54.4キロ)/5分2R>
宮城友一(日本)
ふじい☆ペリー(日本)

<フェザー級/5分×2R>
大道翔貴(日本)
岩田啓輔(日本)

<バンタム級日韓対抗戦/5分2R>
竹本啓哉(日本)
ファン・ソンジュ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
平田丈二(日本)
林優作(日本)

<バンタム級/5分2R>
辻川力也(日本)
國頭武(日本)

<ウェルター級/5分2R>
別府敬祐(日本)
鈴木智也(日本)

<バンタム級/5分2R>
北崎拓実(日本)
チャッピー盛坪(日本)

<ストロー級/5分2R>
尾崎龍紀(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
井口翔太(日本)

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