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【UFC FOX25】要注目のバンタム級マッチ。リベラの反応遅れる左ジャブ×アルメイダの座標軸

Rivera vs Almeida【写真】リベラの踏み込み、アルメイダの対応。目を皿のようにして眺める必要がある一戦だ (C) KEITH MILLS & MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UFC on FOX 25「Weidman vs Gastelum」がニューヨーク州ロングアイランドのユニオンデールにあるナッソー・コロシアム(=ナッソー・ベテランズメモリアル・コロシアム・プレゼンティッド・バイ・ニューヨーク・コミュニティバンク)で開催される。


メインは大会名にある通り、クリス・ワイドマン×ケルヴィン・ガステラムのミドル級マッチ。ワイドマンは会場のあるユニオンデールの隣町ボールドウィン在住でご当地中のご当地ファイターだ。今大会はワイドマンだけでなく、デニス・ベルムデス、ジャン・ヴィランテ、ライモン・グッド、ライアン・ラフレアー、シェーン・バーゴスに加え、ハファエル・ナタウなどブラジル人も含めシティ近辺に拠点を置くファイターが集結している。

ジミー・リベラもニューヨーク州とニュージャージー州の州境に近いラムジー生まれ、現在ではマンハッタンを基盤するファイターだ。当地で一大ネットワークを誇る──元は空手道場、キックボクシングを経てMMAチームとしても活躍するタイガー・シュルマン所属のリベラは、これまでキャリアは20勝1敗と抜群の成績を残している。

アマMMAで6連勝を果たし、東部を代表するフィーダーショー=リング・オブ・コンバットでプロデビュー。以後、Bellatorに出場経験もあるが、UFCを目指しTUF14へ。ここでベルムデスに敗れUFCとの契約を逃したリベラは、ROC、ベラトールのプレリミ、そしてWSOFでもプレリミに留まり、CFFCというローカルショーに戻ってまでオクタゴンへの拘りを見せた。

その結果、負傷欠場の代役として2105年7月にUFC出場を決めると、現在まで4連勝中でペドロ・ムニョス、ユーリ・アルカンタラ、そしてユライア・フェイバーと錚々たる相手に勝利してきた。WECとUFCを通して、ユライアにタイトル戦でない試合で唯一の黒星を与えたのが、このリベラだ。

純粋な打撃格闘技と比較して、レンジの遠いMMAにあって踏み込んでから打つ=イチ・ニのリズムでなく、イチという一拍でパンチを打ち込むリベラに対し、UFCという世界最高峰といえども、その左ジャブが見えない状況か過去4戦で続いている。

(C)KEITH MILLS

(C)KEITH MILLS

しかし、リベラと戦うトーマス・アルメイダもその辺りは十分に研究しているだろう。リベラが20勝1敗なら、アルメイダは22勝1敗──ただ一つの敗北は現バンタム級王者コディー・ガーブランドに喫したモノだ。

(C)Zuffa LLC/Getty Images

(C)Zuffa LLC/Getty Images

ニュー・シュートボクセ・スタイルの旗手アルメイダは、闇雲な前進だけでないアグレッシブさを持つ。フックばかりでなく、ストレート系やボディも使いこなす多彩なパンチャーで、中間距離での強さは圧倒的だ。

殴り勝つ=打ち負けない──アルメイダを支えているのはやはりシュートボクセ魂、心の強さだろう。

アルメイダは相手のパンチの打ち出したところへ、自らの拳を打ち付ける。よって、ガーブランドのように打っては移動する、頭が同じ位置にないファイターを射程距離に収めることができなかった。

ではリベラの場合はどうなのか。彼はガーブランドと違い、ステップと上半身の動きが直結しており、その立ち位置に頂点に頭は置かれているままだ。よって、アルメイダもガーブランドよりはパンチは当てやすい。ただし、パンチの打ち込まれるタイミングが、リベラはアルメイダが過去に経験したファイターと違う。

前述したイチだけのリズム、そこで左が見えないと、続く右オーバーハンドを見切ることはまず難しい。そして、右ローで前足を削ってくるのもリベラの特徴だ。左ジャブの時点で、しっかりと座標を感覚的に掴むことができるか。そこがアルメイダにとって命題になってくるだろう。

■ UFC FOX25対戦カード

<ミドル級/5分5R>
クリス・ワイドマン(米国)
ケルヴィン・ガステラム(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
デニス・ベルムデス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ(米国)
パトリック・カミンズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジミー・リベラ(米国)
トーマス・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ライモン・グッド(米国)
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ハファエル・ナタウ(ブラジル)
アリク・アンダース(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ライアン・ラフレアー(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ダミアン・グラボウスキ(ポーランド)
チェイス・シャーマン(米国)

<フェザー級/5分3R>
カイル・ボクニアク(米国)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ケレハー(米国)
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ヘビー級/5分3R>
ティモシー・ジョンソン(米国)
ジュニオール・アルブニ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・バーゴス(米国)
ゴドフレイド・ペペイ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
フランキー・ペレス(米国)

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