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【ONE56】米国在住のミャンマー人ファイター=エヌサンが、母国でミドル級王座奪取!!

<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
オング・ラ・エヌサン(米国)
Def.3-0
ヴィタリー・ビクダシュ(ロシア)

左ジャブ、左ローを放つビグダシュ。エヌサンが右を返すが、すぐに王者の右を被弾する。ミドルとローを蹴り、後ろ回し蹴りを見せたビグダシュに挑戦者はアッパーを狙う。右が交錯し、ヤンゴンのファンはオング・ラ・コールでエヌサンを後押しする。と、右を当てたエヌサンがショートフックの連打を打ち込むと、左フックを受けたビグダシュがダウン。

クローズドガードのチャンピオンにエヌサンがパウンドで追い込み、右エルボーを入れる。三角を抜けたエヌサンは立ち上がる。ブレイクが掛かりスタンドに戻ったビグダシュは右を当てるが、エヌサンがより勢いのある右を入れる。組んだ王者にエルボーを当て、離れたところで左ミドル、右アッパーは空振りに終わったが、続く左ボディを入れたエヌサンが初回を圧倒した。

2R、エヌサンの右にダブルレッグからバックに回ったビグダシュが、バックに回り込んでRNCへ。胸を合わせて立ち上がったエヌサンに王者が組みつくも、ケージ際で動きが止まりブレイクが命じられる。ショートのアッパーを打ったビグダシュは、左を当てられ動きが落ちる。左ミドルを入れた挑戦者は、またもダブルからバックを許す。小外掛けでテイクダウンを奪い、バックマウントに取ったビグダシュがパンチを入れる。上を向いてRNCを逃れたエヌサンはケージを背にしてブレイクを要求する。

そしてブレイクとともにスタンドに戻ったエヌサンだが、動きは落ちている。初回のエヌサンほどではないが、この回はチャンピオンがリードした。

3R、ヒザ蹴り、右を伸ばすビグダシュに対し、エヌサンは右ストレートもダブルレッグでテイクダウンを許す。またも尻餅&ケージを背にしたエヌサンはブレイク狙いも、背中を付けさせられ細かいパンチからエルボーを被弾する。スクランブルに持ち込めないエヌサンだが、スイープを狙いビグダシュを浮かせる。

これを潰した王者だが、直後にブレイクが掛かった。右ハイからダブルを決めたチャンピオンは、バタフライスイープを耐えるも立ち上がることを許す。右腕を差して、持ち上げながらテイクダウンを決めたビグダシュの頭を抱えたエヌサンに残り30秒でパンチを落としたビグダシュが攻勢も、下で休むエヌサンの方がスタミナが残っているか。

4R、右オーバーハンド、左ミドルを蹴ったエヌサン。続いて左ハイを繰り出し、後ろ回し蹴りへ。ビグダシュの右に対し、右で打ち勝ったチャレンジャーがプレッシャーを強める。王者も左ハイを返すも、エヌサンはブロックし左ボディフック、続いて右アッパーを入れる。ビグダシュは右を返すが、左フックを被弾する。右を被弾した王者に、レフェリーからアクションを命じられる。

首相撲の王者にアッパーを入れるエヌサンの指が入ったというアピールは、受け入れられない。そのビグダシュが右を当て、ダブルレッグを狙うもエヌサンがこれを切った。

最終回、パンチを纏めるエヌサンへの声援が一段と大きくなるなか、左に右エルボーを当てたエヌサンがテイクダウン狙いを切る。右ストレート、右アッパーと試合をリードするエヌサンだったが、シングルレッグに引き込むようにガードを取る。

ここから動けない王者に対して、テイクダウンを許しても一本を許さなければ時間が過ぎるという算段か。立ち上がった直後にブレイクが掛かり、試合は残り2分。と、すぐに王者がダブルレッグを決めるも、エヌサンはここもブレイク狙い。ボディと頭を交互に殴るビグダシュだが、このままでは判定負けが濃厚だ。左エルボーを落とす王者は最後までトップはキープしたが、ユニファイドでも47-47が妥当な試合内容──ONEの判定基準では3‐0でエヌサンが勝利、新ONE世界ミドル級チャンピオンが誕生した。

米国在住もミャンマー人の王者は母国での王座奪取に「神、チームメイト、ミャンマーの皆なしにこの勝利はなかった。ミャンマー、君たちは世界チャンピオンを得たんだ。誰の挑戦でも受ける」とエヌサンは語った。


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