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【Shooto】約1年6ヶ月の実戦は、7年半振りの修斗――タクミ「必ず勝機はある」

Nakayama weigh-in【写真】説得力しかない、タクミ・ボディ(C)KAORI SUGAWARA

25日(日)、大阪府浪速区にあるエディオンアリーナで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦で、1年6カ月振りに怪我から復帰し、修斗には2010年12月以来、実に7年半振りの参戦となるタクミは、20歳の新鋭青井人と対戦する。

MMAデビューを果たした修斗へ、44歳の里帰り。試合から遠ざかっていた間、タクミはどのように過ごし、どのような想いで再起戦へと挑むのか――を公開計量直後に尋ねた。


──計量が終わり、調子はいかがでしょうか。

「コンディションの方は大丈夫だと思います」

──約1年6カ月ぶりの試合となります。

「期間が空いたのは怪我が思わしくなくて、治療に時間がかかってしまったんです。今も完治というわけではないんですけども、試合の期間が空きすぎてしまうのも嫌なので、先に試合の予定を入れてしまって、それに辻褄を合わせて行こうと思ってやっています。

怪我をしてどうしても試合に出られない期間にパンクラスのランキングからも外れ、自由が利くという時期に修斗からオファーを頂きました。大阪の大会というのも大きかったですし、それで出させて頂こうと思いました」

──大阪での試合はモチベーションにも大きく影響しますか。

「そうですね。自分は道場(パラエストラ大阪)もやってますんで、応援しに来たいって言ってくださる方も少なくないのですが、東京だとどうしても見に来られないっていう人も多いんです。大阪やったら観に行くよって人もいてくれるので、大阪で試合がしたいなっていう気持ちはずっとありました」

──公開計量では修斗を始めて20年という発言がありました。

「一言で言うと、やって来てよかった。自分の座右の銘と言うか、継続は力なりと言うことですね。自分は自己評価が低いと言われるんですけれども、格闘技を始めるまで、何やってもからっきしダメな人間だと思っていました。

格闘技は柔道から始めたんですけど、格闘技だけは続けて来て形になっていて、他のことがダメでもこれだけは続けていきたいし、自分に嘘なく、やっていたいと思ってます。変な言い方をしたら格闘技依存症ということにもなるんですけれども、現役である以上、競技者として、少しでも上を目指すという価値観の下でやってます。今はとにかく勝って上に上がる、それだけ考えてます」

──修斗への参戦は実に7年半振りの参戦です。その間にルールもユニファイドに、リングからケージへと変更されています。ケージはデカゴンでなくオクタゴンですが。

「そこまで気にしてはないです。修斗がユニファイドルールになったことも、10角形が8角形になったからといって、そこまで差はないと思います。問題はないです」

──修斗に参戦するにあたり、今後の目標などありますか。

「幸い、青井選手が修斗のランカーなので、勝てば次が見えます。競技者として当然、上を目指したいと思っています」

──今回対戦する青井人選手にはどのような印象を持たれていますか。

Nakayama「まず若い。そして勢いがあります。間合いが良い若手の選手というのが気になる点なのですが、僕はベテランなので自分の動きができれば、必ず勝機はあると思います。

元々スロースターターというのもあるんですけれども、しっかり自分のペースを掴みながら、3R使ってチャンスをモノにしていけるような試合ができたらと思います。まず勢いに飲まれないようにしたいです」

■ プロ修斗公式戦 計量結果

<フライ級/5分3R>
オニボウズ: 56.4キロ
覇彌斗: 56.5キロ

<フェザー級/5分3R>
タクミ: 65.7キロ
青井人: 65.4キロ

<58.7キロ級/5分3R>
前田吉朗: 58.4キロ
キム・ヨンハン: 58.4キロ

<キッズ修斗33キロ契約/3分1R>
島田太陽: 29.8キロ
澤田孝希: 32.1キロ

<フェザー級/5分3R>
武田飛翔: 65.6キロ
高野明: 65.8キロ

<フライ級/5分3R>
萩原幸太郎: 56.5キロ
福田龍彌: 56.7キロ

<ストロー級/5分3R>
ニシダ☆ショー: 51.5キロ
マッチョ“ザ”バタフライ: 52.2キロ

<バンタム/5分3R>
エダ“塾長”こうすけ: 61.2キロ
ダイキ・ライトイヤー: 61.2キロ

<インフィニティリーグ2017フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット: 65.7キロ
TOMA: 65.7キロ

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