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【KSW39】クレベル・コイケ、元UFCファイターを撃破してベルト奪取の可能性『大』

Kleber Koike【写真】ベルト奪取の可能性は決して低くないクレベル (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ポーランドのワルシャワはPGEナルドヴィで行われるKSW39 「Colosseum」。同プロモーションにとって初のスタジアムショー大会では5階級のタイトルマッチが組まれており、そのうちの1試合で日本より出場するクレベル・コイケがマルチン・ロゼクの持つKSWフェザー級王座に挑戦する。


ロゼクはキャリア12勝3敗の29歳のファイターで、TUF22に出演経験があり、ソウル・ロジャースに準決勝で敗れたが、本戦出場もTUFフィナーレで果たしている(※ジュリアン・エロサに破堤負け)。昨年5月にKSW初出場を果たし、12月に前王者アルトゥル・ソウィンスキを破ってタイトルを獲得している。

その初防衛戦の相手にクレベルが選ばれたことになる。クレベルはソウィンスキに一昨年11月に敗れて以来、パンクラスにおける矢地祐介戦を含め3試合連続で一本勝ちしており、これが4度目のポーランドでの試合だ。

クレベルが負けたソウィンスキをロゼクが勝っている──とはいっても、それはカットによるTKO勝利で決定的なシーンがあったわけではない。パンチを当ててダウンを奪い、そこにヒジを落としたロゼクだが、その後はオモプラッタに捕まるなどソウィンスキはダメージ&スタミナ的には戦える状態にあった。

一方、ソウィンスキに敗れた時のクレベルは打撃戦で頭を下げがちになり、組んでガードを取るという戦い方でポイントを失った。とはいっても下になってもハーフガードからリバーサルを決め、マウントも奪取。スクランブルでギロチンを仕掛けるなど、攻勢点で遅れをとっていなかったが、打撃>組み、トップ>ボトムという印象点で敗れた。

ただし、ソウィンスキ戦のロセクの寝技を見る限り、クレベルはガードからでもバック奪取からでも一本勝ちできるチャンスが十分にある。気を付けたいのは立ち技の中間距離。クレベルも打撃も成長しているが、互いのパンチが届く距離ではロゼクの方がパワーもあり、殴り合いにも慣れている。

その分、パンチを被弾することも多い王者だけに、クレベルはローに合わせてカウンター、ジャブを当ててはレンジの外に出るようにしたい。レンジの中の殴り合いではロゼクのパワーがクレベルを上回るだけに、足を止めての打撃戦は避け、離れた距離から思い切った踏み込みが必要になってくる。

ロゼクはテイクダウンディフェンスも力任せのところがあり、自ら組んでいくシーンでも力に頼っている。そんなチャンピオンに対し、クレベルは組んで引き込んでからもタイトにセットアップできればスイープも取れるに違いない。KO狙いの王者と、一本狙いのクレベル。

プロセスとフィニッシュの多様性では、クレベルがロゼクの上を行くのも確か。それだけにパンチを被弾した時のリアクションが大切になってくる。そのまま立ち止まったり、強引に組んで引き込むと必要以上にマイナスになるため、殴られても攻める姿勢を見せて距離を取り直すことが大切だ。

そして下だろうが、寝技に持ち込めば一本を取り切る。組みでは優位でも、打撃で不利だと接戦になった時の判定は厳しくなる。よって強引なロゼクの戦いに巻き込まれずに、極め切る姿勢で疲弊させる。それを繰り返すことで、クレベルはワルシャワの5万人の観客の前でベルトを巻く確率が高まっていく。

■ KSW39対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ボリス・マンコフスキー(ポーランド)
マメッド・ハリドヴ(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
マリウス・プシャノウスキー(ポーランド)
ティベリヨシュ・コバルチュ(ポーランド)

<KSWヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者]フェルナンド・ロドリゲス・ジュニオール(ブラジル)
[挑戦者]マルチン・ロザルスキ(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
パベウ・ラク(ポーランド)
ロベルト・ブルネイカ(リトアニア)

<KSWライトヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者]トマス・ナルクン(ポーランド)
[挑戦者]マルチン・ボイチク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ミハウ・キタ(ポーランド)
ミハウ・アンドレシャク(ポーランド)

<KSWライト級選手権試合級/5分3R>
[王者]マテウス・ガムロ(ポーランド)
[挑戦者]ノーマン・パーク(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウカシュ・ユルコフスキ(ポーランド)
ティエリー・ソクジュ(カメルーン)

<KSWフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]マルチン・ロゼク(ポーランド)
[挑戦者]クレベル・コイケ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ダミアン・ヤニコフスキ(ポーランド)
ジュリオ・ガレゴス(米国)

<女子フライ級王座決定戦/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
ディアナ・ベルビタ(ルーマニア)

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