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【Shooto】鈴木槙吾に21秒KO勝利、川名雄生「小谷直之は超えなければいけない壁」

Yuki Kawana【写真】試合までの緊張が解け、時折笑いも交えながら晴れた笑顔でインタビューに応じてくれた(C)KAORI SUGAWARA

12日(金)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたプロ修斗公式戦鈴木槙吾に21秒KO勝利した川名雄生。2016年4月以来、約1年振りの復帰戦を足を止めての──殴り合いの末、秒殺KO勝利で飾った。

昨年4月に世界ウェルター級王座戦(現ライト級)で松本光史に敗れ、1年振りの復帰戦となった川名になって、元パンクラス王者である鈴木槙吾との戦は何を意味していたのか。
また、試合後のマイクで次なるターゲットとして小谷直之の名を挙げた真意とは?


──まずは試合を終え、率直な気持ちを教えて下さい。

「あっという間でした。一年越しの復帰戦だったのでいろんな不安もあったのですが、これで一安心です。鈴木選手の試合の映像を見た時に『ああ、この人とはガチの殴り合いができるな。

最初から意地と意地の張り合いのど突き合いになる』と思いました。鈴木選手も、多分そう思ってくれていたと思います。そこで張り合って勝てたんで、良かったです」

──鈴木選手の試合は実際に見たことはあったのですか。

「はい、会場で見たことがあります。その時は岡見選手との試合だったので自分が参考にするにはちょっと違うかな……と思いました。実際に参考にしたのはパンクラスのタイトルマッチの試合映像で、それを見た時に『気合いの入った選手だな』と思いました。鈴木選手と──だから今回のような試合内容になったという感じがします」

Kawana vs Suzuki──終始、接近戦の打ち合いでした。

「頭の中がコントみたいにてんやわんやで『今の位置、ちょっとやべえぞ! いや、でもここで引いちゃいけない!!』と、結構テンパっている状態でした(笑)。

パンっとパンチで弾き飛ばされた時に殴り押された感覚があったんで、一階級上でハードパンチャーはやっぱり拳が違うなって思いました。でも啖呵切った以上『ここで引けない』と思って歯を食いしばりました」

──この秒殺KO勝利をどのように評価しますか。

「一発、当たった瞬間に『あ、効いた』と思い、もう一発叩き込んだら良いところに当たりました。まぐれではなく練習してきたパンチが実際に出せたので、実力が出せたと思っています。

この1年間で溜めてきた鬱憤が鈴木選手との試合で消化できました。回の試合はただの根性ファイトでしたが、そこがまたマッチしたんだと思います。自分の技術もさらにレベルアップしたことを実感しました」

──とにもかくも復活の1勝です。

「去年、松本選手に負けた直後はやはり精神的にも良くなかったです。けれども周りで支えてくれる人達の励ましもあって諦めずにまた、こうしてこの場所に戻ってくることができました。自分が今ここにいられるのは応援してくださっている方々のおかげです」

Kawana──試合後には小谷選手への対戦アピールがありました。

「小谷選手は昔からプロ選手の兄貴分で、練習でもコテンパンにされています。でも同じ階級ですし、自分の中で小谷直之っていうのは超えなければいけない壁だと思っています」

──小谷選手を意識しているというのは、意外でした。

「同じステージに自分も立っているんだと主様になったのは、中村大介選手との試合の時(※2015年9月、VTJ7th)からですね。名前のある中村選手と戦って勝つことによって、自分が今どのステージにいるのか自覚できた瞬間でもあります。小谷選手も、鈴木選手みたいに仕留めてやります」

──なるほど。その先に見ているものは?

「小谷選手との試合の先はベルトへのリベンジです。応援してくれている方々のためにも。まず、ベルトを。世界のベルトを──を取りたいです」

──では最後に、その応援してくれた皆さんへのメッセージをお願いします。

「この1年間、復帰するまで本当にいろんな方に支えていただいて、ありがとうございますという気持ちでいっぱいです。今日の試合だと、まだほんのちょっとしか恩返しできていないんで、これからいっぱい試合をしてもっと恩返しできるようにしていきたいと思っています」

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