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【Shooto】斎藤裕に敗れた3日後に宇野薫が語っていたこと─後編─「結果が残せなかったことが一番大きい」

Caol Uno【写真】宇野は撮影用に笑顔を作ろうともしてくれたが、やはりこの日の心情を表すのは厳しい表情だろう(C)MMAPLANET

4月23日に斎藤裕の持つ、修斗世界フェザー級王座に挑み判定負けを喫した宇野薫インタビュー後編。

試合の3日の宇野の心情とは。完敗後に起こった賞賛の声をどのように捉え、今後について──宇野に尋ねた。


<宇野薫インタビューPart.01はコチラから>

──諦めないという部分で『良く戦った』という声が多かったですが、それはイチファイターとして有難くても、素直に聞くことはできないのではないかと……。

「それではダメです。5R戦った、負けなった部分を評価されても……。期待に応えるということは、勝利を手にすることですから。勝ち負けという部分で結果が出せなかった試合に対して、良い試合だったと評価されても……。

試合前には『宇野薫らしい気持ちの伝わる試合をしたい』ということは言っていましたが、そこの部分ではなく自分としては結果が欲しかったです」

──最終回にバックに回ることができた。そこが宇野薫らしく、勝利へのひたむきな姿勢、何かやるかもという期待を裏切ることがなかった。その評価ではあると思いますが……。

「あそこも攻防として失敗していますしね。この試合は、良くないです。全く良くない。青木君まで巻き込んで……結果が残せなかった。悔しいです」

──だから結果を残す、自分の引き出しにあるモノを試合で出すためにSNSで発したように続けるということでしょうか。

「納得できない部分がいくつかありますし、そこの難しさを改めて感じていますからね。どうしたらデキるのか。このまま辞めると、中途半端な気持ちを引きずってしまう。そんな自分にムカついてしまったので」」

──どのような対戦相手に、自分の引き出しのなかにあるものを試合で使えると宇野選手は納得いくのですか。

「……(※1分近く沈黙が続き)、どうなんでしょうか……。とにかく今は悔しい気持ちが強いので、これからもっと冷静に考えていくことになるのかもしれないですね」

──そのなかでもうUNO DOJOの指導も始まった。そして笑顔も見せている。

「UNO DOJOで指導をしている時は、会員さんのことを第一に考えています。試合で負けたから云々という感情を持ち込むことは、皆さんに失礼ですからね。

ただ、そこ以外の部分ではいつも、試合に負けた後はつまらない。何も面白くない。負けた時はいつもそうですよ……。勝てば全てが報われて、ずっと楽しいですけどね。

今回に関しては修斗のベルトが欲しかった。自分のやってきたことの証、集大成にしたいということもありましたし。何より、こういうチャンピオンシップというチャンスを頂けたのでモノにしたかったです。

Ameba TVさんでドキュメンタリーを撮っていただいて、試合を盛り上げて挑みました。今回はそこも含めての試合でした。そして、結果を出せなかった。あの番組があったからこそ、『良い試合だった』と評価してもらえたのでしょうが……。結果が残せなかったことが一番大きいです」

──練習でできることを出す。それは若い頃と同じで、試合経験を積むことが必要で。そのためにどれだけ試合経験を、どのレベルで積んでいくのか。

「それほど数はできないと思います。その残り少ない試合で納得できるのか。今回の試合で勝てたとしても、残りの試合数が増えるわけじゃないですからね」

──自分を出し切りたくて、結果も求めている?

「勝ち負けは絶対です。何もできないと感じていたらもう最後にしていたかもしれないです。でも、まだできるのにっていうのが自分の気持ちにあるので。

いや、何もできなくても悔しくてまたやり直していたかもしれないですね(苦笑)。中途半端でも悔しいですし。勝ったら欲が出てくる……これまでも、その繰り返しでした。良い形で終わりたいというのが、究極な部分であるのだと思います。何が良い形なのか、自分でも分かっていないのですが……。負けて終わるのが嫌だというのも、正直あるはずです。

これからのことは、また家族も含めて色々な人の意見も尋ねて──決めます」

■ プロ修斗5月12日 後楽園ホール大会対戦カード

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
アーノルド・クエロ(フランス)

<ライト級/5分3R>
川名雄生(日本)
鈴木槙吾(日本)

<ジュニア修斗55キロ契約/4分1R>
有馬鉄太(日本)
内田滝琉(日本)

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
加藤惇(日本)

<ライト級/5分3R>
大尊伸光(日本)
木村孔明(日本)

<インフィニティリーグ2017フェザー級/5分2R>
内藤太尊(日本)
TOMA(日本)

<バンタム級/5分2R>
海下“DRAGON”竜太(日本)
榎本明(日本)

<新人王決定T2回戦バンタム級/5分2R>
よしずみ(日本)
Jセロウ若林(日本)

<バンタム級/5分2R>
本田良介(日本)
関口祐冬(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩木 啓(日本)
大越崇弘(日本)

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