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【RFC38】対戦相手がトム・サントスに代わったナム・ウィチョルが語っていたこと──「今が全て」

Nam Yui-Chul vs Tom Santos【写真】自信に裏付けられた謙虚さなのか。自信がない故の発言なのか。そんなナム・ウィチョルの対戦相手はトム・サントスに代わった (C)MMAPLANET

15(日・現地時間)、韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC38で、Titan FCライト級王者の経験と持つマイク・ブロンゾウリスと対戦予定だったナム・ウィチョルだが、本日12日の夜になってブロンズウリスが負傷欠場し、代役としてトム・サントスと戦うことが発表された。

2月のHEATでライト級王座決定トーナメント準決勝で岸本泰昭と対戦しているサントス。三角絞めをスラムされた際にサントスの頭が跳ね返り、岸本が目尻をカット。パスを許したところで試合続行不可能となり、一度は判定勝ちが告げられた。しかし、岸本陣営の抗議により後日、判定が覆りノーコンテストに。7月に再戦が組まれていた。

HEATライト級王座決定戦と同様にショートノーティスでロードFCライト級T予選に出場することとなったサントス。祖の彼を迎え撃つナム・ウィチョルが、対戦相手変更前に語っていたことは。

UFCでの挫折、ロードFCへの拘り──そしてこの試合しか考えていないと口にしつつ、他の出場選手や現チャンピオンについて敬虔なクリスチャンは何を話したのか。


──1年5カ月ぶりの実戦に向け、心身共にどのような状態でしょうか。

「恐怖心を持って準備しています。恐怖心は私には力になります。怖いからこそ、もっと練習しようとより集中しながら準備ができるんです」

──UFCをリリースされた後、すぐに実戦の場に戻ってこなかったのはなぜですか。

「怪我がありました。怪我の回復に時間が必要で。負傷する前より良い状態にならなければ、試合に戻るのをやめようとも考えていました。より強く、完璧な状態になる為に時間が必要だったんです」

──UFCへ行く前はスクランブルなど、ここ一番で相手を上回り勝利してきたナム・ウィチョル選手ですが、UFCでは逆にここで上を取りたいというところで競り負けるなどしました。UFCでの戦いは、何かそれ以前のキャリアを積んできた試合と違いましたか。

「ライト級では勝つことができました。ただフェザー級では判定で負けました。運に恵まれなかったです。マイク・デラトーレ戦で1ラウンド中に眼窩骨折もして。あの時は全く視野が、何も見えませんでした。フェザー級へ適応するための時間がなく、準備自体が不足していたようです」

──ライト級の時と比較すると、どこに違いがありましたか。

「フェザー級ではちょっと力が出なかったです。準備期間における減量の部分がとても大きくなってしまい、そうなってしまったようです。

──今回、復帰にあたってロードFCを選んだ理由を教えてください。

「やはりロードFCには良い思い出がありますし、そして母国の最高の団体であり、選手たちには多くのチャンスとサポートをくれる団体なので。

ロードFCの代表とスタッフの格闘技に対する熱い気持ちも尊敬しています。より大きくなっていくでしょうし、より発展していくでしょう。ロードFCのファイターとしての誇りが持てます」

──ルールもユニファイドとは違い、またナム・ウィチョル選手が戦っていた時とも変わりました。蹴り上げの解釈が変わったこと、また顔面へのエルボーがなくなったことについて、どのように対応していきますか。

「悪くはないですね。韓国という国にはロードFCのルールが合っていると思います。以前、活動していたSprit MCでもエルボーは無かったですし。なので問題にはならないです。すでに適応できています」

──今回の対戦相手ブロンゾウリスはBellatorのリアリティTVショー出身で、Leggacy FCのライト級王者だったことがあります。彼のキャリアについて、自身と比較してどのように想いますか。

「私と似ているキャリアを歩んできたようですね。経験も多いですし、アグレッシブで。チャンピオンのマインドと闘志を持っているので、タフな試合になるでしょう。覚悟はもう出来ています。

経験豊富でアグレッシブでフィジカルも良いですし、チャンピオンとしての経験もあります。打撃の面でもムエタイのベースがしっかり見受けられます。

ただステップが遅いですね。レスリングは強くない。グラウンドでも穴があります。そして海外への遠征の経験もあまりないので、減量の部分が大きく影響して、打撃能力が落ちると思います」

──対して、ナム・ウィチョル選手のアドバンテージは?

「自分もムエタイを長く練習してきましたし、クリンチでもレスリングでも足へのテイクダウンでも倒せると思います。グラウンドも出来ますし、体力も上だと思いますし、自分の方が速いです」

──このトーナメントは100万ドルを賭けて、最後はクォン・アソルとの対戦が控えています。トーナメント制覇への自信のほどを。

「優勝は分からないです。控えている次の一試合のことだけ考えています。今はまず次の試合に集中したいです。

ロシア、ブラジル、ヨーロッパのチャンピオン達はもちろん、韓国の若手の実力もとても良くなりました。韓国ならパク・デソン選手。海外ならロシアのシャミール・ザヴロフ選手などは気になりますね。レスリング、打撃、戦略、体力すべてにおいて優れている選手が多いです」

──クォン・アソルの力については、どのように判断しますか。

「クォン・アソル選手は決して精神力という部分で自分には勝つことはできません。KO負けも一本負けも多いですし、かなり成長しましたが、彼は私に決して勝つことはできません。私よりフィジカルも闘志も弱いですし、何よりも自信が無い。そして私は彼より強く、厳しい戦いをしてきたので」

──トーナメント制覇へ、自信のほどを聞かせてください。

「優勝は本当に分かりません。誰かが優勝するでしょう。私が優勝するかもしれないですし、そうでないかもしれません。ただ今回の試合に集中しています。

ただ今回の試合に全てを賭けて戦うつもりです。ただ今回の試合だけを考えているので、今回の試合のことだけ話したいです。

過去も未来も今ではありません。今だけに集中しています。今日の練習、今日の自分の動き、姿勢、今日の自分の気持ち、そして今日の自分のスパーリングなど……。今大会を経て、ロードFCはまた素晴らしい舞台になるでしょう。一緒に楽しみましょう。ありがとうございました。もっと一生懸命頑張ります」

■Road FC38対戦カード

<Road FCバンタム級王座決定戦/5分3R+1R Ex>
キム・スーチョル(韓国)
キム・ミンウ(韓国)

<無差別級/5分3R>
ミョン・ホンマン(韓国)
クリス・バーネット(米国)

<ライト級トーナメント国際予選/5分3R>
ナム・ウィチョル(韓国)
トム・サントス(ブラジル)

<ライト級トーナメント国際予選/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)

<ライト級トーナメント国際予選/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
マンスール・ベルナウイ(フランス)

<ミドル級/5分3R>
桑原清(日本)
キム・デソン(韓国)

■Young Guns33

<バンタム級/5分2R>
パク・ヒョングン(韓国)
ジャン・デヨン(韓国)

<ライト級トーナメント中国予選決勝/5分3R>
シャン・リアンユー(中国)
アマチュシン・フーヘンフウ(モンゴル)

<フライ級/5分2R>
ユ・ジェナム(韓国)
ジョン・ウォンヒ(韓国)

<ライト級/5分2R>
キム・ギョンピョ(韓国)
ジン・テホ(韓国)

<ライト級/5分2R>
チェ・ジョンチャン(韓国)
チョ・ギョンウィ(韓国)

<ライト級/5分2R>
パク・チャンソル(韓国)
イム・ビョンハ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
イ・ユンジン(韓国)
ホン・ソンビン(韓国)

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