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お蔵入り厳禁【Arzalet FGC01】母国ブラジルの記者にマルキーニョスが語ったこと<02>

Souza Family【写真】マルキーニョスの言葉は我々が失ったことを思い出させてくれる(C)KINYA HASHIMOTO/FIGHTING GLOBE

2月11日のブラジルのサンパウロで行われたREALの海外ブランド=Arzalet FGC01で、母国におけるMMA初陣を飾ったマルキーニョス・ソウザが、ブラジル人記者に話したインタビュー後編。
Text by Pedro Marques

お蔵入り厳禁――マルキーニョスが語る、父アジウソンとの最後の時、最後の会話、人としての有り方。

<マルキーニョス・ソウザ インタビューPart.01はコチラから>

──夢を諦めなくて本当に良かったね。

「ホント、時々あの時辞めていたらって考えることがあるんだ。きっと、今も生き抜くことに追われていたはずだってね。2012年はファミリーにとって全てが好転するきっかけになったよ。

今では僕らは日本だけでなく、米国、ハワイ、豪州、中国、韓国にアカデミーを持つことができて、経済的にも完全に以前と違う状況を手に入れることができたんだ」

──もっとブラジルでもファイターとして、マルキーニョス・ソウザの名前を売る時が来たね。

「僕はただ人として優れてありたいだけさ。子供たちが手本にしてくれるような、ね。サンパウロ州のスザーノでソーシャル・プロジェクトを手掛けて、120人の子供たちをサポートしている。

ブラジルで有名であろうが、なかろうが関係ない。ただ、こういう活動を続けていきたいと思っている。それが僕や兄弟が、父アジウソン・ソウザにマーシャルアーツを通じ、白帯から黒帯になるまでに教えてもらったことだから。

サトシは黒帯を父の生前、最後の1日に病院で与えてもらったんだ。4時間後に父は亡くなった。父は柔術家としてではなく、漢として僕らを育ててくれた。父が僕に臨んだことは、ただ一つ。家族を支えるということ。それは不変だった。

何があろうが、その一点だけは変らないこと。そんな父は最後にたくさんお金を残すことができなかったと、僕らに謝ってきたんだ。でも、僕らは父に『パパのおかげで一番大切な人間としての尊厳、高潔さ、そして柔術を教えてもらえた』って伝えることができた」

──素晴らしい話だ。ところで、今ブラジルのファイターは皆が皆UFCを目指している。マルキーニョスは右に倣えではない独特なキャリアを構築しているね。

「どこを目指そうが、必死に練習することが重要なことは変わりないよ。成功を目指すなら、いつだって自分自身、自分の意志を信じること。自分の意志を持つこと。そうすれば、夢に近づける。夢が叶うはずだから。

何よりも人として感謝の気持ちを常に持ち続けること。僕はブラジルで生まれたけど、日本人としてそこが一番大切だと言い切れる。

それは日本の人々に教わったことで、ケージに入る時だって忘れることはない。そして、僕はブラジルだけでなく日本を代表して戦っているんだ」

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