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【Flash】エンリケが防衛成功、ボドウは新ライトヘビー級王者に。ライト級Tは岸本&石川ともに敗れる

HEAT39【写真】ガチ・マッチメイクのHEAT――日本勢には厳しい現実 (C)MMAPLANET

19日(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されたHEAT39。


メインで皇治がモハメド・ブールフを破り、ISKA世界ライト級王座を獲得した同大会。MMAはタイトル絡みのファイトが4試合組まれ、タイトル戦ではミドル級王者エンリケ・スギモトが、初回こそテイクダウンで辰巳豪人に圧されていたが、2Rに右を入れてダウンを奪うとパウンドで2度目の王座防衛に成功した。

またライトヘビー級王座決定戦はアラン・ボドウが、踏み付けからパウンドの連打で増田裕介を失神に追い込み、ヘビー級に続き2階級制覇を成し遂げた。そして目のライト級王座決定トーンメントはオク・レユン&トム・サントスの海外勢が決勝進出を決め、日本勢には厳しい結果に。

オク・レユンは石川のテイクダウン狙いを徹底して切って、パンチやエルボーを落とし無限ループを遮断する。さらに離れては打撃を入れ、最後まで石川にテイクダウンを許さない。潰してヒザやエルボー、パンチを入れ続けたオク・レユンは3‐0で石川を下した。

一方、サントスは岸本のテイクダウンを切りきれず、初回の終盤には倒れされてガードを強いられる。2R、岸本はシングルを防がれると引き込んでディープハーフからリバーサル、上を取ったと思いきやサントスが三角絞めへ。岸本はスラムも、サントスが足を組みなおして三角を続ける。それでも体重をかけて、クラッチをルーズにした岸本が担ぎパスに成功。

ここで岸本が左目尻をカットしており、ドクターチェックが入る。スラムの跳ね返りで頭が当たったようで、試合続行不可能とみなされ2R1分55秒までの優劣で勝者が決まる――と、勝者はスプリットでサントスに。大会終了後、ジャッジの裁定に関し岸本陣営が抗議し、再審議されることとなった。

熱戦が続いた同大会、詳細は後日掲載します。

■HEAT39試合結果

<ISKA世界ライト級王座決定戦/3分5R>
皇治(日本)
Def.3-0:50-45.49-46.48-47
モハメド・ブールフ(ベルギー)

<HEAT総合ミドル級選手権試合/5分5R>
エンリケ・スギモト(ブラジル)
Def.2R2分37秒by TKO
辰巳豪人(日本)

<HEAT総合ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
アラン・ボドウ(フランス)
Def.2R3分23秒by KO
増田裕介(日本)

<HEAT総合ライト級T1回戦/5分3R>
トム・サントス(ブラジル)
Def.2-1 ※偶発的なバッティングでカットし、2R1分55秒までのジャッジの裁定→審議
岸本泰昭(日本)

<HEAT総合ライト級T1回戦/5分3R>
オク・レユン(韓国)
Def.3-0
石川英司(日本)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R+ExR>
プリンス・アリ(イラン)
Def.1R1分37秒by TKO
笹田勝俊(日本)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R+ExR>
ジュリオ・モリ(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
山下力也(日本)

<キック・72キロ契約/3分3R+ExR>
Tomo(日本)
Def.2R2分25秒by KO
田中STRIKE雄基(日本)

<キック・ライト級/3分3R+ExR>
般若HASHIMOTO(日本)
Def.2R0分56秒by TKO
ダイスケ(日本)

<キック・女子57キロ契約/3分3R+ExR>
鈴木万李弥(日本)
Def.1R1分13秒by KO
キム・ヒジョン(韓国)

<総合ストロー級/4分2R>
猪原聖太(日本)
Def.1R0分07秒by TKO
岡部克己(日本)

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