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【Shooto】環太平洋挑戦者決定戦で佐藤将光と対戦、祖根寿麻「僕はここで終わることはできない」

Kazuma Sone【写真】ZOOMERの仲間とシンボルマーク、祖根を連想させるおサルさんのロゴと(C)MMAPLANET

29日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦で、環太平洋バンタム級王座次期挑戦権を賭けて佐藤将光と戦う祖根寿麻。

祖根の2016年はヒザの負傷、HEATタイトル戦の欠場という厳しい状況からスタートした。復帰後は沖縄で勝利後に修斗で土屋大喜から2度ダウンを奪って判定勝ち。この間、自らジムの運営する立場にもなった。

SNSで負ければ引退を宣言した祖根。佐藤戦に掛ける意気込みと引退発言の真意を尋ねた。


――昨年は修斗で土屋大喜選手に修斗で勝利、しかしHEATで赤尾セイジ選手に敗れてタイトル獲得ならず。そして29日に修斗で佐藤将光と戦うことになりました。

「去年は正月にヒザを怪我して半年間、試合に出られませんでした、そして修斗の前に沖縄の天下一で勝って、修斗からHEATのタイトル戦という流れだったのですが、赤尾さんとは今でもなんであんな試合をしてしまったんだっていう想いが強いです。

以前に練習も一緒にしていたので、テイクダウンをビビってしまって……。自分から組みにいって、持ち味を自ら消した試合でした。だから佐藤選手とは気負わずに戦いたいと思います」

──ジムも買い取り、自らの城を得ました。

「ハイ、志村館長から6月に買わせてもらって半年間はそのままの名前でやっていて、12月の末からZOOMERという名前でリスタートしました。この名前は寿麻からとったのとZOOM──ズームアップ、急上昇という意味があるので、そこにERをつけて急上昇する人っていうイメージを合わせています」

──試合をするには慌ただしい状況ではなかったですか。

「いえ、5年間ずっとやってきたことですし、ただ自分の名前になったので責任感は増したように感じています。仕事の内容はこれまでと変わりないです。

反対に自分でスケジューリングができるので、年末にはタイに行ってタイガームエタイで1週間練習することもできました。あの1週間は凄く良い経験ができました。朝6時に起きて練習して、昼は休憩して夕方からまた練習という具合に。

カイ・カラフランスやONEフライ級王者のカラット・アクメドフかいて。他にも強い選手がいて良い面子と練習できました。そこで自分が通用するってことが分かったんです。取ることもできたし、今の練習で間違っていないと確信できました。

だから春日井(健士)は十分に世界に行けるやんって。カラフランスと練習していて、春日井だってTUFで決勝へ行く力はあるって思いました」

──つまり自信を得ることができたのですね。

「ハイ。前から東南アジアへ一度行こうって思っていて。練習がデキなくても良い経験になるし、人間として為になることがあるだろうと思っていたので。そうしたら凄く良い練習はできたし、タイ人と話していても『金がないから戦う』っていう言葉を聞くと、気持ちの持ちようも変わりました」

──では佐藤選手の印象を教えてください。

「背が高くて強い選手です。でも、赤尾さんよりも噛み合う。打撃が素直で四つの展開から試合を作るという印象があります。打たれ強いですが、そういう展開になると僕の方が絶対に強い。僕のパンチが当たれば絶対に倒れるんで。

赤尾選手と戦う前も同じことを言っていたのですが(苦笑)。レスリングが怖すぎて、自分の試合ができなかったです。佐藤選手は近距離の打撃、離れ際の打撃があるのですが、そこは僕も首相撲とヒジはチャオに教えてもらっているので自信もあります。

四つに関しても苦手意識はないですし。ただし、ストレートからの組みには気をつけないといけないです」

──佐藤選手は安藤達也選手と土屋選手に勝利、竹中大地選手とも戦っているいわば格上の選手です。

「土屋選手に勝った試合のパンチは怖いです。ただし、打ち合ってくれるから嬉しいですね」

──SNSでこの試合で負けると引退ということを公言してしまっています。

「それぐらいの気持ちで練習しています。だからタイにも行きました。ああやって言わないとナァナァになってしまう。そういうスタンスだと……、次の試合は僕のキャリアのターニングポイントになるので絶対に勝つために宣言しました。

もう勝つしかないです。赤尾さんに負けた直後だし、ここで負けると僕は先がないですから。逆に佐藤選手に勝てると環太平洋を狙えますし(※取材後に挑戦者決定戦になることが決定)。

ZOOMERの代表として進退をかけた一戦。何が何でも勝ちます」

──ジムの代表として、より勝利を欲する気持ちが出てきましたか。

「ハイ。佐々木信治選手がROAD FCの自分の試合の次の日に大阪でセコンドに就いていて、その時に少し話をさせてもらったんです。佐々木さんはそのために減量の前日なのに福山から大阪まで車を運転して、大阪から韓国に入って……。

あの佐々木選手の姿勢を見て、それがジムを引っ張る人間の責任感なんだって教えてもらいました。しかも佐々木さんが『祖根君が〇〇と戦う試合が見たいと言われるようになった。引退は今じゃないよ』とまで言ってくださって。砂辺(光久)さんも、『後悔のないように』って僕のことを気にしてくれて。

だからこそ、僕はここで終わることはできない。辞めるわけにはいかないんです。絶対に勝ちます」

■プロ修斗対戦カード

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
マイク・グランディ(英国)

<フライ級/5分3R>
前田吉朗(日本)
覇彌斗(日本)

<ジュニア修斗48キロ契約/4分1R>
鶴屋怜(日本)
吉井龍城(日本)

<修斗世界ストロー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
猿田洋祐(日本)

<修斗環太平洋バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
佐藤将光(日本)
祖根寿麻(日本)

<フェザー級/5分3R>
児山佳宏(日本)
青井人(日本)

<ライト級/5分3R>
山本勇気(日本)
ホン・ソンビン(韓国)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
奇天烈(日本)

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