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【Shooto】祖根寿麻と環太平洋バンタム級挑戦者決定戦に臨む佐藤将光「間違いなく自分が勝てる」

Shoko Sato【写真】昨年9月のVTJにおけるダイキ・ライトイヤー戦では3RにTKO勝ちを収めただけでなく、常にジェネラルシップを握っていた(C)SUSUMU NAGAO/VTJ

29日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦で、環太平洋バンタム級王座次期挑戦者決定戦として祖根寿麻と対戦する佐藤将光。


2014年10月のVTJ参戦をきっかけに、修斗& VTJを主戦場に戦うようになり、いよいよタイトルに絡むタイミングが訪れた。昨年の2連勝を経て「自分の戦い方が固まってきた」と話す佐藤に修斗での王座奪取について訊いた。

――環太平洋バンタム級王座次期挑戦者決定戦で祖根寿麻選手と対戦する佐藤将光選手です。試合4日前のインタビューですが、コンディションはいかがですか。

「いつも通りですね。冬場なので少し体重が落ちづらいなというくらいで、それ以外では普段の試合前と同じようにしっかりいい練習ができました」

――去年は公式戦で1戦、VTJで1戦。2戦2勝という結果でした。

「2試合しかできなかったかな…ってところですかね」

――どちらもフィニッシュしての勝利でしたが、改めて昨年を振り返っていただけますか。

「自分のスタイルがしっかり出てきたという感じがしました。ランキング的にも下の選手だったので、自分のスタイルを試しつつ、その戦い方が固まってきたと思います」

――佐藤選手も40戦以上のキャリアがありますが、まだ戦い方が定まっていない部分もあったのでしょうか。

「定まらないというわけではなくて、基本の戦い方はずっと変わらず、そこに足を使うようにして…とか、自分が気づいたことを少しずつ足していったという感じです」

――動きや戦い方の精度が上がっているというイメージでしょうか。

「そうですね。もちろん変える部分はあるんですけど、バージョンアップというか、自分の型が出来てきたと思います」

――そういう中でフィニッシュして勝ったことで手応えもあったのではないですか。

「僕的には仕留めたことよりも、試合全体を支配してコントロールしていた手応えがあるんですよね。最近はゲーム自体をコントロール出来て、自分が思うような試合になっていると思います」

――結果よりも内容の部分で手応えがあったのですね。

「はい。ただ格下相手でフィニッシュできた部分もあると思うので、あの戦い方を上のレベルの選手にできるかどうかが今後の課題ですね」

――今回、次期挑戦権を争う祖根選手にはどんな印象がありますか。

「(打撃で)一発がある選手だと思います。寝技がどこまでいけるのか分からないですけど、一発があるというのは怖いことなので、そこをしっかり捌きながら戦いたいです」

――まさに試合を試合すること、相手をコントロールすることが重要な一戦ですね。

「そうですね。自分がリズムを作って一発さえもらわなければ、間違いなく自分が勝てると思います」

――今回は試合決定後に次期挑戦者決定戦として行われることが発表されました。試合形式が変わったことをどう感じていますか。

「自分はそのつもりだったんで、特に変わらないです」

――佐藤選手としてはどちらにせよ挑戦者決定戦のつもりだった、と。

「もし決定戦じゃなくても、勝ったらタイトルに挑戦させてほしいと言うつもりだったんで。とにかく次の試合に勝たないとタイトルどうこうの話ではないので、必ず勝たなきゃいけない試合だと思います」

――2014年10月以降、佐藤選手は修斗とVTJを主戦場にしていましたが、プロモーションに対する愛着も生まれていますか。

「『修斗のタイトル以外は興味がない』というわけではないですが、今、定期的に試合を組んでもらって結果を残せているのが修斗です。しかも試合を続ける中で自分自身の型もできつつあるので、今ここで色んな大会に出るよりも修斗で試合を続けたいと思っています」

――ここで勝てば年内にタイトルマッチという流れになります。2017年をどんな1年にしたいですか。

「まだ1年のことは考えられないですね。とりあえずは次の挑戦者決定戦だし、そこを勝てばもちろんベルトも獲りに行きたいし。つまらない言い方かもしれませんが、自分はそういうスタンスでやっていきます」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「自分らしく戦うので、それを楽しんでもらえればと思います」

■プロ修斗 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
マイク・グランディ(英国)

<フライ級/5分3R>
前田吉朗(日本)
覇彌斗(日本)

<ジュニア修斗48キロ契約/4分1R>
鶴屋怜(日本)
吉井龍城(日本)

<修斗世界ストロー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
猿田洋祐(日本)

<修斗環太平洋バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
佐藤将光(日本)
祖根寿麻(日本)

<フェザー級/5分3R>
児山佳宏(日本)
青井人(日本)

<ライト級/5分3R>
山本勇気(日本)
ホン・ソンビン(韓国)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
奇天烈(日本)

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