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【UFC98】吉田善行、UFC残留へ勝負のウォルフ戦

2009.05.19

Yoshida(C) ZUFFA23日(土・現地時間)、ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われるUFC98『Evans vs Machida』。当初は同大会には日本から2人の選手が出場予定だったが、岡見勇信がヒザの負傷でダン・ミラー戦を回避することとなり、吉田善行がサムライ・ジャパンを代表して、ブランドン・ウォルフ戦に挑む。

【写真】グレッグ・ジャクソンの下で調整を続ける吉田。体幹も強く、打撃も一層磨きが掛けられていることだろう (C) ZUFFA

宇野薫&秋山成勲が6、7月とUFC参戦を果たすが、今年に入ってから郷野聡寛と長南亮というウェルター級で活躍した二人が、ズッファからリリースされている。郷野は1勝2敗、長南は1勝3敗で契約を打ち切られた形だが、吉田はこれまで1勝1敗の戦績を残しており、上位進出を目指すためだけでなく、ズッファとの契約を更新するためにも、ウォルフ相手に負けられない一戦となる。


郷野や長南のように、日本のトッププロモーション経由でなく、修斗~ケージフォースで王者となり、UFC出場にこぎつけた吉田。35歳という年齢もあり(米国では35歳以上のファイターには、それ以下のファイターとは異なる高額なメディカルチェックが必要となる州がある)、日本で仕切り直し――という心情にはなれないものがあるに違いない。

そんな負けられない想いと、敗れはしたが前回のジョシュ・コスチェック戦で神の階級=トップグループの力を肌で感じ、「届かないレベルではない」という自信を持った吉田は、現在アルバカーキーのグレッグ・ジェクソンMMAで修行中だ。

ジャクソンの下に、UFCではGSPとラシャド・エヴァンスの両世界王者をはじめ、ネイト・マーコートや、WECのドナルド・セラーニ、ダマッシオ・ペイジ、レオナルド・ガルシアなどが所属し、最高のMMAキャンプの一つとされている。

アルバカーキーは標高1600メートルのマイルハイ・シティで、空気中の酸素量が少なく、心肺機能を高めるための自然の土壌を持っている。また、UFCが数多くの大会を行うラスベガスは標高650メートルの高さにある都市で、これは日本でいえば比較的高地というイメージがある長野市の市街地360メートルや、松本市の590メートルよりもずっと高く、首都圏で戦うことが多い日本人選手が、“UFCで思った以上に疲れる”という言葉を残す一つの要因だ。

そのラスベガスの倍以上の標高の街で、世界有数のファイターとトレーニングを行っている吉田。岡見勇信に次ぐ、勝ち星先行日本人ファイターとなることに期待したい。

■UFC98『EVANS vs MACHIDA』対戦予定カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
ラシャド・エヴァンス(王者/米国)
リョート・マチダ(暫定王者/ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ヒューズ(米国)
マット・セラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドリュー・マックフィールズ(米国)
ザビエルル・フォウパポッカム(フランス)

<ミドル級/5分3R>
チェール・ソネン(米国)
ダン・ミラー(米国)

<ライト級/5分3R>
ショーン・シャーク(米国)
フランク・エドガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブロック・ラーソン(米国)
クリス・ウィルソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
パット・ベリー(米国)
ティム・ヘイグ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
フィリップ・ノヴァー(米国)
カイル・ブラッドレー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリジストフ・ソジンスキー(カナダ)
アンドレ・グスマォン(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
吉田善行(日本)
ブランドン・ウォルフ(米国)

<ライト級/5分3R>
デイブ・カプラン(米国)
ジョージ・ループ(米国)

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