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【Special】2016年の新チャンピオン──12月編、ドミニクが敗れる大波乱──於MMAPLANET

garbrandt【写真】高いディフェンス力と凄まじいパンチ力を持つガーブラントは、2017年にどのようなチャンピオン道を歩むのか (C)Zuffa LLC/Getty images

30日のUFC207、31日のWSOF34を終え2016年のMMAは幕を閉じ、すでに2017年の活動に向けて各所でスタートが切られている新年。昨年、誕生したMMAチャンピオンを最後の一カ月をMMAPLANET上で振り返りたい。

題して──2016年の新チャンピオン、最終回=12月に誕生したチャンピオンを紹介します(戦績は王座奪取時点)。


■12月9日 RFA46@ミズーリ州ブランソン ブランソン・コンベンションセンター
【RFA46ライトヘビー級王座】
ジョーダン・ジョンソン(米国)def.リマーカス・タッカー(米国)

ジョーダン・ジョンソン
MMA戦績6勝0敗
「RFA最終興行でライトヘビー級王座をリマーカス・タッカーと争い、5Rの勝負で判定勝ちしたジョーダン・ジョンソンはベンソン・ヘンダーソンらが所属するMMA Labファイター。キャリアの初の判定勝ちながら6連勝でベルトを巻き、ロバート・ドライスデールと初代LFA王座決定戦の日取りが決まるのを待つ」

■12月10日 UFC206@カナダ・トロント エアカナダ・センター
max【暫定UFC世界フェザー級王座】
マックス・ホロウェイ(米国)def.アンソニー・ペティス(米国)

マックス・ホロウェイ
1991年12月4日生
MMA戦績17勝3敗
「ライト級王座を獲得したコナー・マクレガーがフェザー級王座を返上。暫定王者ジョゼ・アルドが正規王者に繰り上がり、ダニエル・コーミエー×アンソニー・ジョンソン戦が消えた同大会でホロウェイ×ペティスで暫定王座決定戦が組まれた。が、ペティスが体重を落とせずホロウェイが勝利した時のみに王者誕生という変則マッチに。ライト級へ戻ることは決めていたペティスはホロウェイの敵ではなかった」

■12月17日 Deep Cage@東京都江東区 ディファ有明
imanari【DEEPフェザー級王座】
今成正和(日本)def.長倉立尚(日本)

今成正和
1976年2月10日生
MMA戦績35勝16敗2分
「横田一則の王座返上により、今成と長倉の相手で王座決定戦が行われた。長岡優位の声が多いなか、足関十段が最終回にまさかのフックでダウンを奪い、3‐2の際どい判定勝ち。8年振りの王座奪回となった今成、MMAの奥の深さを見せつけるような勝利だった」

otsuka【暫定WSOF-GCバンタム級王座】
大塚隆史(日本)NCフェルナンド・ヴィエイラ(ブラジル)

大塚隆史
1986年8月22日生
MMA戦績21勝13敗2分
「自らの城T-GRIP TOKYOを開いた大塚が、元ムンジアル王者フェルナンジーニョと王座決定戦を戦う予定が、フェルナンジーニョが体重を落とせず試合不成立に。WSOF-GC首脳は大塚を暫定チャンピオンに認定しDEEPの二冠を達成も、本人は当然のように納得せず」

yuchaku【WSOF-GCフライ級王座】
中村優作(日本)Def.ローレンス・ギグリオ(米国)

中村優作
1986年6月1日生
MMA戦績14勝4敗1分
「2月の激闘から、7月にそれぞれの準決勝を経てフライ級王座決定Tファイナルで再び相対した中村とギグリオ。2Rにギロチン、マウントパンチと猛攻を受けながらも気持ちを切らさず打ち勝った中村の腰にベルトが巻かれた。新王者はこれで9連勝、世界へ挑む扉を閉ざさずに一歩前進となる王座奪取になった」

■12月30日 UFC207@ネヴァダ州ラスベガス Tモバイル・アリーナ
no-love【UFC世界バンタム王座】
コディー・ガーブラント(米国)def.ドミニク・クルーズ(米国)

コディー・ガーブラント
1991年7月7日生
MMA戦績:11勝0敗
「2016年UFC最後のイベントでアップセット・オブ・ジ・イヤーが起こった。ドミニク・クルーズが9年9カ月振りの敗北でコディー・ガーブラントが第2代UFC世界バンタム級王者に。その破壊力あるパンチばかりが注目されていたが、ヘッドスリップ、スウェイ、ダックアンダーと素晴らしい防御能力の高さを見せて難攻不落のドミニクを打ち破った」

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