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【Glory36】今週末、いよいよバダ・ハリがリコ・ヴァーホーベンと対戦!!!!

glory36【写真】世紀の決戦はどのような結末を迎えるのか (C)IT’S SHOWTIME & GLORY

今週末、10日(土・現地時間)にドイツはオーバーハウゼンのケーニッヒ・ピルスナー・アリーナで開催されるGLORY36「COLLISION」。


当初はメインで世界ヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンにバダ・ハリが挑戦するという話もあったが、結局はノンタイトルの3分3R戦で戦うこととなった──現代キックボクシング界最高のヘビー級マッチ。

K-1ヘビー級王者とイッツショータイムで世界を制したという戦績よりも、そのカリスマ的な存在感で世に名を知らしめたバダ・ハリが、ついにGloryに登場する。世界で最も強く高名だったキックボクサーは殺人未遂を筆頭に婦女暴行、傷害、放火、違法薬物所持とあらゆる犯罪に手を染め、キャリアの最盛期に出廷、逃亡、出頭、投獄、仮釈放、再投獄を繰り返した。この間もハリは2013年のK-1、ロシアのレジェンドFS、さらにはドバイのGlobalFSとリングに上がり続け、過去3年で5連勝中とキックボクサーとしては、その試合の頻度は高くないが、コンスタントにリングに上がり続けてきた。

一方、昨年1月のKunlun Fight出場以来、GLORYだけで戦ってきたヴァーホーベンもその中国で喫した敗北以来、5連勝中で5つともGLORY世界ヘビー級王座の防衛戦だった。うち2試合で5Rを経験してきたヴォーホーベンにとって、今回の試合が5Rのチャンピオンシップから3R制に変わったことがいかに影響するか。

デビュー4年目=2004年を最後に5回戦を戦ったことがなかったバダ・ハリにとっては、3R制への変更は非常に有利に働くとみて間違いない。ヘスティ・カラケス、アンダーソン・シウバに勝利しているイスマエル・ロントを3RでKOしているバダ・ハリの実力はまだ健在と判断できる。果たし鬼の居ぬ間にキック界の帝王に君臨したヴァーホーベンにとって、タイトル戦以上の勝負の時を迎えることとなる。

■ Glory Collision対戦カード

<ヘビー級/3分3R>
リコ・ヴァーホーベン(オランダ/ヘビー級王者)
バダ・ハリ(モロッコ)

<Glory世界ウェルター級選手権試合/3分5R>
[王者] ニキー・ホルツケン(オランダ)
[挑戦者] セドリック・ドゥンベ(フランス/4位)

<ヘビー級/3分3R>
イスマエル・ロント(オランダ/2位)
ベン・サディック(モロッコ/12位)

<女子スーパーバンタム級GP決勝/3分3R>
TBD
TBD

■ Glory 36 対戦カード

<Glory世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者] シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
[挑戦者] マラット・グリゴリアン(ベルギー/1位)

<ライト級挑戦者決定T決勝/3分3R>
TBD
TBD

<フェザー級/3分3R>
モサブ・アムラーニ(モロッコ/2位)
ファビオ・ピンカ(フランス)

<ライト級挑戦者決定T準決勝/3分3R>
ヨーックンポン・シットモンチャイ(タイ/4位)
ヒスニ・ベキリ(スイス/13位)

<ライト級挑戦者決定T準決勝/3分3R>
ディラン・サルバドール(フランス/5位)
アナトリー・モイセーエフ(ロシア/2位)

■ SuperFight Series 対戦カード

<ライトヘビー級/3分3R>
ダンヨ・イルンガ(ドイツ/8位)
ミシェル・ドゥット(オランダ/11位)

<ウェルター級/3分3R>
ハルート・グレゴリアン(アルメニア/6位)
ダニエル・ソラヤ(ドイツ)

<女子スーパーバンタム級GP準決勝/3分3R>
ティファニー・ヴァンスースト(米国)
ジェシカ・グラッドストーン(カナダ)

<女子スーパーバンタム級GP準決勝/3分3R>
イシス・ファービック(オランダ)
アメル・ディービー(フランス)

<ライト級/3分3R>
アンドレ・ブルール(ロシア)
ティジャニ・ベスタティ(オランダ

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