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【PFC13】速報 3人の新世界王者に気鋭がゾロゾロ

2009.05.09

PFC138日(金・現地時間)、カリフォルニア州リムーアのタチパレス・ホテル&カジノで開催されたパレス・ファイティング・チャンピオンシップ。PFC13「VALIDATION」では、ミドル級世界戦こそキャンセルとなったが、フライ級&ライト級2つの世界王者決定戦とウェルター級選手権試合が行われ、3人の新PFC世界王者が誕生した。

【写真】世界戦もそうだが、アンダーカードにも活きのよいファイターが集まる西のMMA登竜門=PFCらしい大会となった (C) PFC

初夏を思わせる陽気のなか、従来のビンゴホールでなく屋外の特設会場で行われた当大会。3試合の世界戦では、まずフライ級王座決定戦に出場したパット・ルネツが、ダーティボクシングとテイクダウンでアンソニー・パラレスを圧倒し、2Rにリアネイキドチョークを極めて王座に就いた。9月大会で、ランバー・ソムデートM16を相手に初防衛戦が行われる予定だ。


ライト級王座決定戦は、5Rにもつれ込み、テイクダウンの回数でドミニク・ロビンソンを上回ったカルロ・プラターが判定勝ち。王者オラフ・アルフォンソにとって初防衛戦となった世界ウェルター級選手権試合は、挑戦者のカイル・ピメンテルがスタンドの打撃、テイクダウンからポジション、そしてパウンド&エルボーで王者を寄せ付けない展開となった。マウントからエルボーとマウントを受け続けた王者アルフォンソは、左目じりを初回からカットし、ついに2Rにドクターストップが命じられ、約3カ月の短期政権に幕を下ろしている。

また、メインイベントでは、元WEC世界ライトヘビー級王者ダグ・マーシャルがミドル級戦でエリートXC系ShoXCで活躍したジェイミー・ヤラを相手に際どい判定2-1で下した。

さらに、2年9カ月ぶりの実戦復帰となったコール・エスコヴェドが、マイケル・マクドナルドに華麗なポジショニングを見せ、最後はパウンドでTKO勝ちした一戦や、ハワイアン柔術=カジュケンボを習得したとされるエディ・ヤギンが、らしくローガード&間合いと見切りから、ロングレンジの一撃でケーシー・オルソンを倒し、ギロチンでタップを奪った試合。さらには抜群のMMAレスリングを見せ強豪ジョン・ガンダーソンを圧倒したブライアン・トラバースら、特筆すべき選手たちの勝利もあり、PFCらしい大会となった。

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