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【BFC】第6週はフェザー級準決勝、ヘイスの柔術に注目!!

(C) MMAPLANET先週のオハイオ州デイトン大会より始まったベラトールFCシーズン1の準決勝シリーズ。今週は7 日(金・現地時間)にテキサス州ロブスタウンのセントラル・パビリオン・アリーナで、フェザー級準決勝2試合が行われる。

【写真】効果的かそうでないかは別として、デミアン・マイア以上に柔術的な動きを見せるウィルソン・ヘイス (C) MMAPLANET

フェザー級準決勝、注目の一番は事実上の決勝戦といっても過言でないウィルソン・ヘイスとジョー・ソトの一戦だ。エリートXCで世界バンタム級王座を獲得したヘイスは、元はBTT所属の柔術家だ。


サンパウロ出身で、柔術自体はホベウト・ゴドイの手ほどきを受け、ゴドイがBTTに合流したことでヘイスもBTTの一員となった。04年のムンジアル(ブラジリアン柔術世界選手権)では、今成正和も出場した茶帯プルーマ級に出場し優勝している。

Reis in Mudial (C) MMAPLANET【写真】04年、ムンジアルに出場した時のヘイス (C) MMAPLANET

2回戦で、今成を下したブルーノ・バルボーザが同門だったため、決勝戦は行われず世界王者となったヘイス。この年の茶帯世界王者には、後に黒帯でも世界王者となるメジオ級のアンドレ・ガルバォンやメイオペサード級ホムロ・バハルが就いており、19歳にして茶帯でムンジアルを制したヘイスの柔術の腕前は世界トップ級といえる。

ヘイスはその後、07年にフィラデルフィアに移り住み、MMAデビューを果たすと7戦目にエリートXC世界王座を獲得した。そのファイトスタイルは、デミアン・マイアを上回るほど、柔術色が強い。特にMMAに同化したとは言い難い、各種スイープのテクニックはヘイスの最大の持ち味といえる。

MMA戦績7戦7勝、一本勝ちは3試合と、その積極的な姿勢は試合結果にも表れており、何よりも一本勝ちを逃した試合でも、常に攻めの姿勢を崩すことのないアグレッシブな姿勢が特色のファイターだ。

そのヘイスと対戦するソトも、積極的さでは負けていない。ブルース・リーやニンジャ・ムービーを見て、ファイターになることを夢見た少年は、ハイスクールとカレッジ時代に特筆すべき戦績をレスリングで残し、MMA転向を果たした。レスリングを始めた高校時代にカリフォルニア州の135ポンド王者となり、NJCAA(ナショナル・ジュニア・カレッジ・アソシエーション)で全米大会を三連覇中のアイオワ・セントラルコミュニティ・カレッジに進学。この時代のチームメイトには、UFCで活躍するジョン・ジョーンズやケイン・バラスケスがいる。

Soto (C) Keith Mills【写真】ハイスクール&カレッジとレスリングで名を馳せたジョー・ソト (C) Keith Mills

グラジエイターチャレンジでMMAデビューすると、ノーカル・ファイティング・アライアンスとフェアテックスで腕を磨き、PFCで連勝しベラトールFCのトーナメントに抜粋された。

基本的には典型的なテイクダウン&パウンダーのソトだが、アキレス腱固めやキムラ・アームロックでの一本勝ちを含め、現在5試合連続一本もしくはTKOで勝利を収めている。全勝対決となったヘイス×ソトの一戦は、ノンストップアクションの目を離せない攻防となるだろう。

もう一つの準決勝は、ヤヒール・レジェス×エステファン・パーリャンの一戦。ティファナ在住のレジェスは、エル・サントのマスクをつけて登場することもあるメキシカンらしいファイター。ベースはキックボクシングだが、テイクダウンされることも多く、自然とガードワークを身につけるようになった。

Reyes (C) Keith Mills【写真】立って良し、寝て良しのメキシカンファイター=レジェス。豚インフルエンザの影響は? (C) Keith Mills

トーナメント一回戦でも、ニック・ゴンザレスをリアネイキドチョークで破っており、今や寝技も苦手とすることはない。そのレジェスと戦うのは、イラクに3度出兵経験のあるパーリャン軍曹。トーナメント初戦では、優勝候補の一角にあったルイス・パロミーノを微妙な判定ながら下しており、勢いに乗っている。

トーナメント準決勝は一カ月後の決勝戦を睨み、なるべくケガなく勝利したいのが、ファイターの心情というもの。ヘイス×ソト戦はハードな一戦となることが予想されるので、仮にレジェスとパーリャン戦で一方的な展開で勝者が生まれるようであれば、そのファイターが優勝に最も近い存在になる可能性もある。

勝利は絶対目標だが、いかに負傷をすることなく決勝に進むことができるか――、準決勝戦で課された勝ち方でもある。

■Bellator VI対戦予定カード

<フェザー級準決勝/5分3R>
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
エリック・レイノルズ(米国)

<フェザー準決勝/5分3R>
ヤヒール・レジェス(メキシコ)
エステファン・パーリャン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ニック・ゴンザレス(米国)
ルイス・パロミーノ(ペルー)

<ライト級/5分3R>
ヘクター・ムニョス(米国)
ディエゴ・ガリーホ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・メッシーナ(米国)
セルジオ・モライス

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ピネーダ(米国)
ロベルト・バルガス(米国)

<フェザー級/5分3R>
トラビス・ラン(米国)
ダスティン・フィリップス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブーバ・マクダニールズ(米国)
アリ・プリンス・マクレーン(英国)

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