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【PFC】ウラ・ケン、復活V詳細と5/8世界戦見どころ

2009.05.02

320784d1.JPG8日(金・現地時間)、カリフォルニア州リムーアのタチパレスホテル&カジノで、米国西海岸の登竜門的MMAイベント=パレス・ファイティング・チャンピオンシップ(=PFC)が、今年4度目の大会を開催する。

【写真】パット・ルネツの王座奪取に掛ける意気込みは、並々ならぬものがある。その視線の先には、やはりWECで新設されるフライ級王座があるのか―― (C)MMAPLANET

ボクシングとMMAの合同イベント=「Best of Both Wolrd」シリーズと、MMAのみのレギュラーイベントを交互に開催するPFCでは、4月23日(木・同)に「Best of Both Worlds II」を行ったばかり。約2週間のインターバルで開かれる今大会PFC13「Validation」(確認)では、PFCらしくタイトル、ノンタイトル戦とアップカマー&カムバック組の注目すべき対戦が数多くマッチアップされている。

4つの世界戦のうち、3つは空位の王座を争う。新設された世界フライ級選手権は、本来、今年の1月にランバー・ソムデートM16とパット・ルネツの間で行われる予定だったが、試合直前に肩の痛みでソムデートが不出場となり、今大会でルネツと、アンソニー・パラレスの間で王座決定戦が行われることとなった。


当初の予定では、ユリシーズ・ゴメスと試合が組まれていたが、諸事情によりゴメスが欠場となり、キャリア3戦(※3勝)のパラレスにタイトル挑戦権が回ってきた。1月のタイトル戦不成立時に、自らに非がなかったルネツはプロモーションに対しても強気の態度に出て当然で、PFCサイドとしてもとにかく同大会で彼の選手権試合を組む必要があった――そんな背景が見え隠れするパラレスの登用だ。

Calroブライアン・コッブのUFC出場に伴い、タイトルが返上されていたライト級王座は、ドミニク・ロビンソンとカルロ・プラターの間で決定戦が行われる。

【写真】WECをリリースされたプラターが、ライト級に階級を下げてPFC世界王座に挑む。粗さの目立つロビンソン相手に遅れをとりたくはない (C)ZUFFA

昨年11月に日本のタクミを下したロビンソン、一方のカルロ・プラターはWEC世界ウェルター級王座に挑戦経験もあるルタリーブリ・ファイターだ。打撃に難があり、またPFC独特の1R=3分というストライカーに有利な試合タイムをもってしても、この試合はプラター有利という見方でまず間違いないだろう。

もう一つの王座決定戦はミドル級で、ここにもブラジル・ルタリーブリからレオパルド・セラォンの出場し、フィル・コリンズとの対戦となる。先日、東京で開催されたM-1で印象的な試合をやってのけたジヴァウニウド・サンタナに勝利しているジェイミー・ヤラを1月のPFCで下したセラォン。プラター以上に打撃に弱点があるが、コリンズの倍のキャリアを重ねており、ビッグプロモーション関係者の目に留まるためにも、負けられない一戦となる。

唯一の王座防衛戦となるPFC世界ウェルター級選手権試合は、王者オラフ・アルフォンゾにカイル・ピメンタルが挑戦する。8勝10敗という黒星先行チャンピオンに対し、ペメンタルは6戦6勝の戦績を残している。

Erin【写真】タイトル戦以外も見どころが多いPFCらしい5月8日の大会。エリン・トーヒルなど、話題のクリス・サイボーグやジナ・カラーノに負けない実力者だ (C)MMAPLANET

この他、タイトル戦を抑えてメインとなったミドル級の一戦には元WEC世界ライトヘビー級王者ダグ・マーシャルが、エリートXC系ShoXCで活躍したジェイミー・ヤラと対戦する。この一番は、ある意味世界戦に出場するミドル級ファイターよりも格上対決と見てもいい対戦といえる。

フェザー級王者ディエゴ・サライヴァへの挑戦権を賭けて戦うケーシー・オルセン×エディ・ヤギン戦、バンタム級にはこれも元WEC世界王者でユライア・フェイバーやジェンス・パルバーとも対戦経験のあるコール・エスコベド、ライト級では“ハロー・ジャパン”のチームメイト=デイブ・ルーデガーやジョン・ガンダーソン、女子フェザー級にエリン・トーヒルなど、気になるファイターが多く出場。PFCらしいハイクオリティな大会となりそうだ。

なお、前回大会で復帰戦に挑んだ流離の大和魂=ウラ・ケンこと宇良健吾の試合内容は以下の通りだ。

試合開始直後、宇良はボクシングの構えからハントにプレッシャーを掛けつつ、相手のパンチはヘッドスリップでかわして組みつく。力で押し込もうとした宇良だったが、ここで反り投げでテイクダウンを奪われ、サイドを取られてしまう。

ガードに戻し、スイープを狙った宇良だったが、ハントにマウントを許す厳しい展開に。宇良が一度、背を向け、ハーフに戻したところでブレイクがかかり、スタンドへ。

スタンドで戻ると、ハントの大振りの左フックにテイクダウンをしかけ、またも反り投げを狙われたが、ここで宇良はバックに就くことに成功する。足をフックし、バックグラブの状態になると、ハントが宇良を叩きつけるようにダイブするが、リアネイキドチョークを極め、宇良は復帰戦で一本勝ちを手にした。

今後もPFCに継続参戦したい宇良だが、フライ級からヘビー級までマッチアップを詰め込む同イベントは、ほぼスタック状態で、なかなかチャンスが巡ってきそうにない。そこでKOTC系のグラジエイターチャレンジなどへの参戦と同時に、ライト級転向をも視野に入れているようだ。

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