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【WSOF】卓越したコントロールスキル、山の如く動かず。ジャレット・ロショルトと複数契約!!

Jared “The Big Show” Rosholt【写真】このネルソン戦がUFC最終試合となったロショルトが、WSOFと契約を果たした (C)UFC JAPAN PR

24日(水・現地時間)にWSOFより、UFCベテランのヘビー級D-1オールアメリカン・レスラーのジャレッド・ロショルトと複数契約をしたという発表があった。


ビッグショーの異名を取るロショルトはオクラホマ大レスリング部時代に3度のオールアメリカン・レスラーに輝き、NCAAこそ制することはできなかったが4年間の活動期間中に4位、3位、そして2位を獲得しているレスリングの強豪だ。

2011年にMMAデビューを果たし、8勝1敗となったところでUFCと契約。6勝2敗の結果を残しながら、今年2月のロイ・ネルソン戦に敗れフリーエージェントとなっていた。なぜ、この高勝率を誇りながらUFCをリリースされたが、それはひとえにロショルトのファイティング・スタイルにあるだろう。

卓越した彼のトップコントロールは、世界の最高峰にあってもトップクラス。110キロ超の体重で、あれほどポイントを抑えたトップ&バックコントロールは注目されて然りという存在だった。しかし、それはあくまでもいかに強くなるか、あるいはよほどのコア・レスリング&/or MMAマニアにとっての興味の対象だ。

今やジェネラルが視聴対象となったUFCでは、徹底して抑えこみフィニッシュには至らないコントロールファイトの評価は高くなかった。それでいて、テイクダウンからホールディング・ダウンが強いので、相手の打撃も被弾しない。倒して、抑えて勝つというプロモーションサイドとしては、商売にならないファイターであったのも事実だろう。

ロショルトもその辺りを考慮してのことか、ネルソン戦というチャンスでテイクダウンから抑えという選択をしなかった。しかし、同時に打撃で勝負することもなく、単発の打撃戦からケージ際を移動するという展開し終始し判定負け。UFCの一番嫌がる試合内容で、そのままリリースとなった。

今回、ロショルとともに10勝4敗のヘビー級ファイター=アシュレー・グーチとも契約を果たしたWSOFのレイ・セフォー代表は「この業界のトップ・フリーエージェント・ファイターであるジャレット・ロショルトをWSOFに迎え入れることができて嬉しい。アシュレー・グーチとともにデカゴンでどのような試合を魅せてくれるか楽しみだ」と語っている。

コンバットサンボ・スペシャリストのブルガリア人ファイター、ブラゴイ・イワノフが頂点にあり、既に3度の防衛に成功しているWSOFヘビー級戦線。超・地味強のロショルトが本来の戦い方をすれば、イワノフを抑え込んで勝利する可能性は十分にある。そんな相手にイワノフが、どのようにパンチを入れ、テイクダウンを防ぎ、投げを決めて、関節技を仕掛けるのか。ロショルトのような強さに目を塞ぐより、そこを乗り越えないと本当の意味でMMAにおいて、打撃や関節技の有効性は語れないのではないだろうか。

岩のようなフォークスタイルレスラー=ロショルトと、柔道+ボクシング=コンバットサンビストのイワノフの対戦が今から待たれる。

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