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【Pancrase281】10月2日、北岡悟が元UFCファイター=マフラと対戦決定!!! マモルもブラジリアンと

Leandro Mafra【写真】独特の存在感をJ-MMA界で築いている北岡を世界というスケールを通してみた時にどれだけの力があるのか。非常に興味深い、レオナルド・マフラ戦だ (C)PVT

10月2日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるPancrase281で、北岡悟が元UFCファイターのレオナルド・マフラ、マモルがホジェリオ・ボントリンと対戦する──という2試合の対ブラジル人相手の国際マッチが、12日(金)に発表された。

北岡のパンクラス出場は昨年11月に徳留一樹に敗れ、ライト級KOP王座を逃して以来、11カ月振りとなる。この6月には下石康太を相手にDEEPライト級王座4度目の王座防衛を果たした北岡の相手はUFCで1勝3敗、MMA通算戦績13勝3敗のマフラ。国内ライト級の頂点というイメージを強く持ってきた北岡だが、世界という比較対象を要望しマフラ戦が決まった。現時点の実力がどこにあるのかが図られるタフマッチ──マフラは非常に低い姿勢ながら、後ろ足となる右足でハイキックやローキックなど重い蹴りを繰り出すことができる。

パンチはややラフだが、これもKOパワーを秘めており、超注意が必要だ。テイクダウンディフェンスも強く、金網を背にした時はヒザ蹴りもあり、ボディロックからテイクダウンも積極的に仕掛けていく。そのアグレッシブな姿勢でスタミナをロスそ、パンチが流れるという悪癖も持っていたが、シュートボクセからAKAへ移ったことで、この辺りも改善されていることが予想される。9月11日に徳留一樹が久米鷹介の挑戦を受け防衛戦を行うライト級戦線、この2試合の勝者が近い将来に拳を交えることも十分も考えられる。

またシュールMMA芸の伝道師マモルのパンクラス3戦目は、7月23日にIMORTAL FC05内で行われたRoad to Pancrase 4人制トーナメントで優勝を果たしたボントリンに決まった。キャリア10勝無敗、9試合で一本勝ちを収めている24歳のブラジルの新星は、その試合結果だけを見るとグラップラーのように感じられるが、打撃でも積極的な姿勢を持っている。

パンクラス出場を決めたトーナメントの初戦では、対戦相手のシングルレッグを耐え、首相撲から飛びヒザでKO寸前に追い込むなど、元シュートボクセのマスター・ノグチ門下生らしい攻撃を見せている。攻めのパワー・ムエタイ=ボントリン対し、マモルのカウンター主体のアート・ムエタイがどれだけ効果を発揮するか。

なお同大会では既にKOPミドル級王座決定戦=ロッキー川村(※川村亮が変名)×新村優貴、ウェルター級TOPタイトル戦=チャンピオン村山暁洋×チャレンジャー三浦広光戦と2つの選手権試合も行われることが既に決まっている。

さらにWSOF-GC日本大会で強さを見せつけ、関係者の間でも評価が非常に高いジャレッド・ブルックスと極めMMAファイター潤鎮魂歌戦、ガイ・デルモ×ナザレノ・マレガリエ戦など、既にどこを切っても見所だらけの金太郎イベントになること間違いないパンクラス281に──楽しみかつ、怖さが感じられる2試合が加わった。


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