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【UFN98】魅津希の今後に影響大?! 11月5日にアレクサ・グラッソがUFCデビュー!!

Grasso【写真】ジョディ・エスキバルをボコって復活したグラッソがUFCデビューを果たす(C)INVICTA FC

11日(木・現地時間)、UFCより11月5日(土・同)にメキシコはメキシコシティのアレナ・シウダ・デ・メヒコで開催されるThe Ultimate Fighter Latin America03 Finale「dos Anjos vs Ferguson」=UFC Fight Night98に同国の女子MMAファイター、アレクサ・グラッソが出場し、ヘザー・クラークと対戦することが発表された。


同大会のメインはイベント名にあるようにハファエル・ドスアンジョス×トニー・ファーガソンの注目のライト級マッチ。そしてチャック・リデルとフォレスト・グリフィンがヘッドコーチを務め、8月20日に中継がスタートするTUFラテンアメリカの決勝が行われるメヒコ大会でUFCデビューを飾ることとなったグラッソ、彼女のオクタゴン転出は日本女子MMA界の至宝=魅津希の今後を左右する可能性がある。

1993年8月9日生まれ、23歳になったばかりのグラッソはルチャリブレの名匠、メキシコ切ってのシューターだったディアブロ・ベラスコを思い出させるグアダラハラの出身。2012年12月にMMAデビューを果たし、5戦目からインヴィクタFCを主戦場にしてきた。現在まで8戦無敗で昨年の2月に魅津希を判定で下し、ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得している。

リーチの長さと手数、テイクダウンを許しても関節技という流れで試合を支配したグラッソは、最終回にマウントを奪うなど猛反撃に出た魅津希に勝利し、ポイントメイクと受けの強さも印象づけていた。

この勝利でヘナタ・ソウザの持つインヴィクタFC女子ストロー級王座挑戦が決まっていたグラッソだが負傷欠場となり、1年5カ月のブランクを経験することとなった。そして、7月のインヴィクタFC18におけるジョディ・エスキバル戦で復活勝利を挙げている。

この間、インヴィクタ女子ストロー級の覇権はソウザからアンジェラ・ヒルに移行しており、グラッソは時期王座挑戦権獲得と見られていた。そのグラッソがUFCと契約を果たしたことで、魅津希に王座挑戦権が回ってくる可能性がグンと高くなった。

グラッソ戦の前にこれも惜敗したカロリーナ・コバケビッチがローズ・ナマジュナスに勝利するなどUFCで3連勝。トップ戦線と渡り合っていることでオクタゴンへのステップアップを現実的に考慮し始めていた魅津希陣営にとって、そのステップアップ方法はインヴィクタ王座奪取、もしくはグラッソと再戦してこの間の成長を確かめるという手段もあったはず。

そんなターゲットの一人のUFC出場が、魅津希のキャリアアップにどのような影響を与えることとなるのか。今後の推移を見守りたい。

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