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【Asian Open】白木大輔、圧勝。無差別はフェレイラ・ディアス

podium

【写真】アジアン・オープン黒帯無差別級の表彰台。左からヴィセンチ・ゴメス、ウィリアム・フェレイラ・ディアス、細川顯、金子竜也(C)JBJJF

26、27日(土~日)、東京・足立区の東京武道館にてIBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)主催『アジアオープン2013』が開催された。世界柔術選手権、ヨーロッパ&パン柔術選手権に並ぶ大会規模だけに、アジア太平洋圏内の韓国、中国、グアムはもちろん、オープンエントリー制のために米国、ヨーロッパからも有力選手が集まった。
Text by Hiroyuki Kato / Special Thanks to JBJJF

Daisuke Shiraki【写真】ライト級で圧倒的な強さを見せ優勝した白木大輔。世界柔術ではフェザー級でチャンレジという話も伝わってくるが……(C)GONGKAKUTOGI

日本柔術界最大のトーナメント、その日本勢で注目されたのは柔術復帰10ヶ月で全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト黒帯の階級別・無差別を制した杉江アマゾン大輔こと、白木大輔だった。今大会でもアダルト黒帯ライト級に出場し、1回戦でヨーロピアン選手権3位のマキシム・オリヴェイラをループチョークで下し、決勝ではマーカス“ブシェシャ”アルメイダを擁するチェックマット所属のホドルフィ・ロバート・オリベイラも完璧なパスガードから腕十字で破り優勝。国内最強柔術家が、世界でも通じることを証明した。

白木は無差別級に出場せず、弟子である細川顯(ALIVE)のサポートに回る。しかし、黒帯オープンクラスを制したのは、日本初登場のウィリアム・フェレイラ・ディアス(ノヴァウニオン)だった。準決勝で細川を下したヴィセンチ・ゴメス(サウスサイドMMAアカデミー)に、ガードから十字絞めを極めて、ミッドヘビー級と共に二冠を達成した。

Gomez【写真】階級別はスーパーヘビー級で戦い、ある意味オープン制覇に賭けた細川だったが、ヴィセンチ・ゴメスに敗れる。日本にいて世界を体験できる場として、アジアン・オープンは欠かせない(C)JBJJF

最軽量のアダルト黒帯ルースター級(57kg以下)では、国内無敗の芝本幸司(トライフォース)がヘンゾ・グレイシーインターナショナル所属のグン・ナをパス、マウントと大量21ポイントリードした後に、送り襟絞めで一本。決勝も澤田真琴(Dragon’s Den)をポジショニングで圧倒し続け、17-0で2連覇達成。婦人である芝本さおり(トライフォース)も女子紫帯ライトフェザー級を制し、夫婦揃って優勝した。

韓国からはデラヒーバ・コリアの5つの支部から、10名が参戦。結果を出したのはマスター茶帯ライト級のリー・ジュン・ヨンが準優勝、アダルト茶帯フェザー級ではイ・サンヒョンが3位という結果に。注目のグアム勢ではピュアブレッド・グアムをリードするスティーブン・ロベルトがシニア1黒帯が準優勝で、期待されたグアムの星アラン・ペセダは上位進出ならず。しかし、白帯勢の奮闘によりピュアブレッド・グアムはノービス部門(白帯部門)で準優勝を果たしている。

さらにレジェンド級の選手として、故カーウソン・グレイシーの高弟であるホドリゴ・メデイロスがシニア2黒帯ミドル級にエントリー。サンディエゴ長らく柔術を指導していたメデイロスは、現在、香港のメガジム=EPICで指導中。そのメデイロス、相手の引き込みに冷静に対処し、柔術を知り尽くしたようなゆったりした動きでサイドを奪うなど6-0で制しミドル級で優勝。無差別決勝でもZSTなどで活躍する強豪グラップラー、吾妻エメルソンの一発狙いを全て捌ききり、16-0の完勝で貫禄の二冠達成だった。

尚、団体優勝ではパラエストラがアジアオープン5連覇達成。全国の精鋭選手によるチームを作り、白帯を含め50名の選手が入賞を果たし、2位以下に圧倒的ポイント差をつけて優勝した。

■アジアオープン2013黒帯の結果

【アダルト黒帯ルースター級】
優勝  芝本幸司(トライフォース)
準優勝 澤田真琴(Dragon’s Den)
3位  グン・ナ(ヘンゾ・グレイシーインターナショナル)、吉岡広明(パラエストラ)

【アダルト黒帯ライトフェザー級】
優勝  加古拓渡(グラップリングシュートボクサーズ)
準優勝 ジョルディ・ジーン・アントゥーン・ピュート(グレイシーバッハ)
3位  中塚靖人(リバーサルジム新宿Me,We)、山田悦弘(ポゴナ・クラブジム)

【アダルト黒帯フェザー級】
優勝  塚田市太郎(ダムファイトジャパン)
準優勝 荒牧誠(香港柔術)
3位  ジュリアン・ロビン(グレイシーバルセロナ)、小山貴之(福住柔術)

【アダルト黒帯ライト級】
優勝  白木大輔(SAD)
準優勝 ホドルフィ・ロバート・オリベイラ(チェックマット)
3位  チバウト・レオ・オリベイラ(チェックマット)、ルーカス・コスタ・サンタナ(Legacy)

【アダルト黒帯ミドル級】
優勝  ウィリアム・フェレイラ・ディアス(ノヴァウニオン)
準優勝 小笠原誠(ノヴァウニオンインターナショナル)
3位  チアゴ・ゴドイ・ブラガ(Legacy)、金子竜也(パラエストラ)

【アダルト黒帯ミディアムヘビー級】
優勝  ヴィセンチ・ゴメス(サウスサイドMMAアカデミー)
準優勝 中村勇太(T-REX柔術アカデミー)
3位  ジュリアン・カジエール(グレイシーバッハ)

【アダルト黒帯スーパーヘビー級】
優勝  チャールズ・ガスパー(Impact Japan BJJ)
準優勝 細川顯(ALIVE)

【アダルト黒帯オープンクラス(無差別級)】
優勝  ウィリアム・フェレイラ・ディアス(ノヴァウニオン)
準優勝 ヴィセンチ・ゴメス(サウスサイドMMAアカデミー)
3位  細川顯(ALIVE)、金子竜也(パラエストラ)

【マスター黒帯ルースター級】
優勝  泊憲史(パラエストラ)
準優勝 ハファエル・ナカウチ(小川柔術

【マスター黒帯ライトフェザー級】
優勝  佐藤和弥(パラエストラ)
準優勝 カイル・タカオ(ノヴァウニオン・ハワイ)

【マスター黒帯フェザー級】
優勝  アサダ・トシオ(Impacto BJJ)
準優勝 ホベルト・ヨコヤマ(マイチームジャパン)
3位  アンドレ・クリストフィリ(ヌクレオJJ)

【マスター黒帯ライト級】
優勝  ヨースキ・ストー(Impacto BJJ)
準優勝 レオナルド・アルーダ(グイゴJJ)
3位  後藤富一(パラエストラ)、塚本隆康(パラエストラ)

【マスター黒帯ミドル級】
優勝  アライン・ボレット(チェックマット・インターナショナル)
準優勝 瀧澤恵介(九龍柔術)
3位  エルビス・マチャド(Impacto BJJ)、アンデウソン・ムラサキ(Impacto BJJ)

【マスター黒帯ミディアムヘビー級】
優勝  アルベルト・アラウージョ(グレイシーバッハ)
準優勝 チアゴ・サカモト(Impacto BJJ

【マスター黒帯オープンクラス(無差別級)】
優勝  ヨースキ・ストー(Impacto BJJ)
準優勝 アサダ・トシオ(Impacto BJJ)
3位  佐藤和弥(パラエストラ)、アルベルト・アラウージョ(グレイシーバッハ)

【シニア1黒帯ライトフェザー級】
優勝 レーザ・モンファラディ(アリアンシ・マナマ)

【シニア1黒帯フェザー級】
優勝  アレッシャンドレ・オガワ(小川柔術)
準優勝 ダニエル・アルバレス(ノヴァウニオン)
3位  ヤシーン・ロウマニ(チェックマット・インターナショナル)、佐野英司(京都何気)

【シニア1黒帯ミドル級】
優勝  ホジェリオ・クリスト(ホシャ柔術)
準優勝 稲野岳(バルボーザ・ジャパン)
3位  野村功一(トライフォース柔術アカデミー)

【シニア1黒帯ミディアムヘビー級】
優 勝 エドゥアルド・ベヒーシモ(ゲハチーム)
準優勝 パトリック・ロビンソン(チョーク・U)
3位  上村彰(パラエストラ)

【シニア1黒帯スーパーヘビー級】
優勝  スティーブン・ロベルト(ピュアブレッド・グアム)
準優勝 ファビオ・マツスエ(Infight JAPAN)

【シニア1黒帯オープンクラス(無差別)】
優勝  アレッシャンドレ・オガワ(小川柔術)
準優勝 ファビオ・マツスエ(Infight JAPAN)
3位  ホジェリオ・クリスト(ホシャ柔術)、パトリック・ロビンソン(チョーク・U)

【シニア2黒帯フェザー級】
優勝   関口和正(ピュアブレッド大宮)
準優勝 吾妻エメルソン(ねわざワールド)
3位  エジソン篭原(Over Limit BJJ)、藤田喜弘(藤田柔術)

【シニア2黒帯ライト級】
優勝  大内敬(パラエストラ)
準優勝 西村暁(Infight JAPAN)

【シニア2黒帯ミドル級】
優勝  ホドリゴ・メデイロス(BJJレボリューションチーム)
準優勝 福住慎祐(福住柔術)
3位  高谷聡(パラエストラ)

【シニア2黒帯ウルトラヘビー級】
優勝 ホジェリオ・ドス・サントス(小川柔術)

【シニア2黒帯オープンクラス(無差別)】
優勝  ホドリゴ・メデイロス(BJJレボリューションチーム)
準優勝 吾妻エメルソン(ねわざワールド)
3位  ホジェリオ・ドス・サントス(小川柔術)、藤田喜弘(藤田柔術)

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