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【Gladiator001】ユ・ジェナムと対戦する辻川凌平<01> 「地元で調子乗っているだけが嫌やった」

Ryohei Tsujikawa【写真】たまたま見かけたジムに入門し、その後の人生が変わった辻川 (C)GLADIATOR

19日(日)に和歌山市の和歌山ビッグホエールで開催されるGladiator=リニューアル大会「Gladiator001」。今大会では辻川凌平がバンタム級王座決定戦でユ・ジェナムと対戦することが決まっている。


ケージ& ユニファイドのMMA大会として再スタートが切られることとなったグラジエイターでは、これまで乱立気味に誕生していた王座を一本化。辻川は旧体制時にグラジエイタ―武士道バンタム級王座を保持しており、今回はジェナムと王座決定戦を争うことになった。

アマチュアパンクラス・パンクラスゲートからMMAファイターとしてのキャリアをスタートさせ、ROAD FC Korea3では一本勝ち、デモリッション=DXFCバンタム級チャンピオン祖根寿麻とは2度対戦して1勝1敗。「格闘技をやる前はかなり悪かった」といい「好きなMMAファイター?ドミニク・クルーズ」と応える辻川凌平とはいかなるファイターなのか。

――新体制でリニューアルする「Gladiator001」への出場が決まった辻川選手です。MMA PLANETには初登場なので、これまでの経歴について聞かせてください。もともと辻川選手が格闘技を始めたのは何歳の頃だったのですか。

「高校生の時に総合格闘技を始めたのが最初ですね。それまでは特に何もやってなかったです」

――何が始めるきっかけだったのでしょうか。

「自分は夜間の定時制の高校に通っていたんですけど、やることがなくて暇やったんです(笑)。そしたらたまたま帰り道の途中に格闘技のジムがあって、暇やし行ってみるかって感じで入会しました」

――ではもし帰り道にジムがなかったら格闘家になることはなかったですか。

「はい。やってないと思います」

――ちなみにスポーツ歴はあるのですか。

「中学時代にちょっとサッカーやってたくらいです。基本的にはずっと遊んでばっかりやったんで(笑)」

――それでいきなり格闘技ジムの門を叩くことに躊躇はなかったですか。

「そういうのは何もなかったっすね。とりあえずやってみるかって感じで、ジムで練習させてもらったらボコボコにされて。やっぱり格闘技をちゃんと練習してる人間は強いし、すごいなぁって思いました。それからは格闘技の練習が楽しくして仕方なかったです」

――……ということはずばりそれまでは結構やんちゃだったのですか。

「まぁ…かなり悪かったと思いますよ、ハハハハ(笑)」

――なるほど(笑)。

「ちょうど自分がジムに入ったくらいの頃に和歌山で地下格闘技の大会が始まって、最初は周りの先輩たちからそっちに出ろって言われてたんです。で、その前に経験を積むためにアマチュアパンクラスに出たら、そこで勝つことが出来て。

そしたら次はパンクラスゲートに呼んでもらって、ちょうどそれが地下格闘技の大会と同じ日だったんですよ。その時に自分はパンクラスゲートの方を選んで、それからこっちの方向で試合をしていくようになった感じですね」

――色んな偶然が重なって、格闘家の道に進んだわけですね。

「そうかもしれないっす。周りで地下格闘技の大会とかに出とる人はいましたけど、自分みたいにアマチュアの大会に出る人はいてなかったですし。まぁ、自分自身、ちゃんとアマチュアの大会に出てる人の方がレベル高いと思ってましたしね」

――やるなら真剣にやりたいという気持ちになっていたのですか。

「自分はヤンチャしてて調子乗ってて、それから格闘技を始めたんですけど、なんか地元で調子乗っているだけ、みたいのが嫌やったんです。『あいつ、格闘技を始めたけど、実は弱かったらしいで』と言われるのが、僕の中で許せやんから、それが格闘技を真面目に練習した理由かもしれないです」

<この項、続く>

■ Gladiator001対戦カード

<グラジエーター・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
レッツ豪太(日本)
中村勇太(日本)

<グラジエーター・フライ級王座決定戦/5分3R>
南出剛(日本)
原猛司(日本)

<グラジエーター・ライトフライ級王座決定戦/5分3R>
谷口友康(日本)
ヤックル真吾(日本)

<グラジエイター武士道フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大道翔貴(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<ROADFC日韓対抗戦&グラジエーター・バンタム級王座決定戦/5分3R>
辻川凌平(日本)
ユ・ジェナム(韓国)

<ROADFC日韓対抗戦・ウェルター級/5分2R>
黒田好治(日本)
キム・ソクモ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
辻川力也(日本)
鈴木崇豊(日本)

<フェザー級/5分2R>
渡辺智史(日本)
川端和哉(日本)

<フェザー級/5分2R>
吉野剛腕タイキ(日本)
伊藤風童(日本)

<フライ級/5分2R>
横溝和也(日本)
前田慎次郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
草信孝謙(日本)
矢野悠祐(日本)

<バンタム級/5分2R>
中澤伸悟(日本)
山口翔(日本)

<フライ級/5分2R>
加マーク納(日本)
宮城友一(日本)

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