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【RFC13】ナカハラと対戦チャ・ジョンファン「記憶に残る選手に」

Cha Jung-Hwan

【写真】MMA Storyの教え子とともに花道を歩くチャ・ジョンファン(C)MMAPLANET

12日(土・現地時間)に韓国キョンサンプクト・クミのパク・チョンヒ体育館で開催されるROAD FC13。韓国人初のグレイシー越えを果たし、元UFCファイターのルイス・ベイサォン・リマと分けているチャ・ジョンファンが、アンソニー・ナカハラと対戦する。

力強いテイクダウンとトップコントロールを武器に、韓国ウェルター級戦線でトップ集団入りを果たしたチャ・ジョンファンにMMAキャリア、そしてナカハラ戦について尋ねた。

──MMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「高校の時、ハッキドーの練習を始め、20歳になった頃にPRIDEを見て、MMAを始めました。2006年ですね。ソウル市にある米国人柔術のジョン・フランクルの系列のクァナクBJJで、今は黒帯を巻くようになったイ・スンヨン師範から柔術を学び、打撃やレスリングは現チーム・パシ代表のウィ・スンベ選手の指導を受けていました」

──現在所属するMMA Storyというジムは、日本でも殆ど知られていません。どのような特色のあるジムだとチャ・ジョンファンは思っていますか。

「ジムを始めてから2年が経ちました。私達のジムは打撃とグラウンドのファイトスタイルで、MMA STORYに所属している全ての選手が熱い試合を見せています。それが特徴ですかね……」

──ファイターとして、OFCではイーゴー・グレイシーに勝ちました。グレイシーに勝ったことで、どのような変化がありましたか。また、グレイシーに勝つことの意義はどのように捉えられているでしょうか。

Cha Jung-hwan vs Igor Gracie【写真】昨年8月にOFCでイーゴー・グレイシーをパンチとエルボーの連打でTKOしているチャ・ジョンファン(C)TAKUMI NAKAMURA

「韓国人で最初にグレイシー一族のファイターから勝利を挙げたことを誇りに思っています。以前よりもファイターとしての自信が強く持てるようになりました」

──今大会で戦うアンドリュース・ナカハラ選手の印象を教えてください。

「恵まれた身体能力をうまく利用できる打撃の選手という印象を持っています。長所はステップワークの良さとパンチ、キック。短所はグラウンドの攻防における動きだと思います」

──前回、ナカハラは韓国・国内ウェルター級のトップといえるぺ・ミョンホとドローでした。ぺ・ミョンホとドローだった選手と戦うことは、どのようなモチベーションを与えてくれますか。

「ペ・ミョンホという強豪と引き分けた試合によって、アンドリュース・ナカハラの価値が上がったと考えています。私としては、この選手に勝てばアジアのMMA界で、自分がどれだけの強者であるかを確実に知らせることが出来る良い機会だと思っています」

──現在UFCのウェルター級には韓国からは、キム・ドンヒョン、イム・ヒョンギュが活躍中です。彼らとUFCファイターとしての自らを比較して、今後必要な部分、既に十分に力があると思われる部分を教えてください。

「キム・ドンヒョン選手やイム・ヒョンギュ選手は彼らだけが持つ、固有の武器を有しています。それが彼らの長所だと思いますが、自分はまだそこまでの武器、色をはっきり出せていないのが現状ですが、両選手のような素晴らしい試合を見せられる選手になれるように頑張ります」

──ナカハラ戦後のターゲットをどこに置いていますか。

「ROAD FCでの一試合一試合に最善を尽くして戦っていき、ウェルター級のトーナメントが開催されるのであれば、参加し、チャンピオンになることが目標です」

──では、ファイターとしての最終ゴールを教えてください。

「もちろん素晴らしい選手になることがゴールですが、今は指導者としてより多くの選手を育成していくことも夢見ています。また、チャ・ジョンファンという名前を聞いた人々が、素晴らしい、そして熱い試合をする選手だと記憶してもらえる選手になりたいです」

■RFC13対戦カード

<RFCライト級選手権試合/5分3R+Ex>
[王者]ナム・ウィチョル(韓国)
[挑戦者]久米鷹介(日本)

<ウェルター級/5分3R>
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
キム・フン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
田村一聖(日本)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ライト級/5分3R>
中村晃司(日本)
クォン・アソル(韓国)

■YOUNG GUNS 09

<フェザー級T準決勝/5分2R+Ex>
梅田恒介(日本)
クォン・ベヨン(韓国)

<フェザー級T準決勝/5分2R+Ex>
キル・ヨルボック(韓国)
チェ・ムギョム(韓国)

<バンタム級/5分2R>
釜谷真(日本)
イ・ユンジュン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
ホ・ユン(韓国)
ビョンオク・チョ(韓国)

<フェザー級/5分2R>
ホ・ユン(韓国)
ビョンオク・チョ(韓国)

<ミドル級/5分2R>
ユン・ジェウン(韓国)
ジョン・ウジン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
キム・ヒョリョン(韓国)
ハン・イムン(韓国)

<フライ級/5分2R>
キム・ソンジェ(韓国)
キム・ギュファ(韓国)

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