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【Pancrase277】フェザー級KOP暫定王座戦を戦う田村一聖<02>「牛久選手は試合を纏める力がある」

Krazy Bee Feather weight fighters【写真】矢地祐介、田村一聖、朴光哲。この3人に加え高橋遼伍、横山恭介とKrazy Beeフェザー級の充実ぶりは抜きん出ている (C)MMAPLANET

24日(日)に東京都江東区のディファ有明で開催されるPANCRASE 277で、牛久絢太郎とフェザー級暫定KOPタイトルマッチを戦う田村一聖インタビュー後編。

堀口恭司の空手の師匠である二瓶弘宇氏の下に今も通い続ける田村は暫定王座という肩書きに対し、どのような想いでいるのか。そして、現役続行を決意したその先に見ているものはなにかを改めて尋ねた。
<田村一聖インタビューPart.01はコチラから>

──「燃えろよ」、二瓶先生らしいです(笑)。今はどれぐらいのペースで一期倶楽部へ稽古に出かけているのですか。

「週に2度ですね」

──週に2度も足利市へ?

「ハイ。だから、もっと試合で成果を見せないと。二瓶先生にも『20、30パーセントしか出てねぇぞ。それで勝てているんだから、出さないダメだ』と言われています」

──その成果が暫定王座決定戦に出れば……ですね。田村選手にとって、この暫定王座決定戦の位置づけとは?

「暫定チャンピオン・ボーナスがあるのかなって(笑)。そして、暫定王者でもベルトがもらえるのかな。そんなことをチラッと考えました。ハハハ。ただ、楽観視は全くしていないです。対戦相手として牛久選手は若くて良いファイターですから、そこはしっかりと考えています。

もう、朴(光哲。昨年5月に牛久にTKO勝ち)さんにしっかりと教えてもらっています」

──では牛久選手の印象を教えてください。

「体が強いです。ガイ・デルモ戦なんかもそうでしたが、細かいヒジも使っているので注意が必要ですね。大雑把な選手でなく、試合を纏めてくる力を持っているファイターだと思います。それに朴さんと自分はスタイルが違うし、三段論法は成り立たないのがMMAだと理解しています」

──ともあれ、最初に言われていたように暫定王者になれば正規王者との対戦が巡ってくる状況となります。

「アンディ・メインが復帰するまで、また誰かと戦うことになる可能性もありますしね。自分としては正規王者が完治して戻ってくるまで待つなんていう余裕はないし、そんな歳でもない。ここで勝っても、ガツガツと試合を組んでほしいと思っています」

──改めて一度はROAD FCの3連敗により現役を退くことも考えた田村選手ですが、パンクラスで戦うことを選択した──その先に見ているモノは何になりますか。

「そうですね、正直言ってROAD FCにはもう一度、リベンジしたいです。これはマジで思っています。もうね、僕らの世代がどれだけ韓国人ファイターに負けているのかって。やっぱり、もう一度戦ってケジメをつけたいです。

そのため──ということではなく、与えられた試合は全て勝っていく。暫定王座決定戦も、そこに勝ったとしても、年に3試合は戦いたい。自分はどんどん強くなっているし、成熟期にあります。いつも負けたら終わりという状況ですが、ここからもガツガツと行かないと。その気持ちに変わりはありません」

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