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【Special】ブラジルから日本へ。格闘技が変える。ダニロ・ザノリニ<03>「ビッグショーで戦いたい」

Danilo【写真】ついに地元といっても過言でない名古屋で、大舞台に立つこととなったダニロ。4月17日、RIZIN
01 で網本規久と対戦する(C)MARTIAL WORLD

日本の良さと厳しさ、ブラジルの良さと厳しさを知るダニロ・ザノリニ。ブラジリアン・タイでの指導を通し、この両国の懸け橋ばかりか、東海地方の在日外国人労働者と日本人のつながりを築く存在になりつつある。

そんなダニロ、キック三冠王としてビッグステージ出場を強く訴えかけていたが、4月17日(日)RIZIN出場が決まった。なぜ、彼が大きな舞台を欲していたのか、インタビューを行った時点で明白であった。
<ダニロ・ザノリニ インタビューPart.01はコチラから>
<ダニロ・ザノリニ インタビューPart.02はコチラから>

──……。また、日本へ日系ブラジリアンの人たちが仕事を求めてやってくる機会が増える可能性もありますね。

「そうなった場合……日本に馴染めない人がいても、ダニロとキックをすることでこの国を好きになってもらいたい。キックを頑張ることで、そういう機会が増えると思います。ダニロが頑張るところを見ていて、皆もチャンスをモノにしようと頑張れるので。

日本の人もダニロのところで練習して、ブラジル人の良さを分かってもらえるし。日本人の女子選手でダニロのところで練習するようになったベルトを2つ巻いた選手もいます」

――今、ダニロが直接経営しているのは可児と小牧のジムになるのですか。

「ハイ、指導だと栄のTSジムには週に一度、土曜日にしています。あとブラジリアン・タイの支部は刈谷、知立、四日市、津と滋賀とあと名古屋では(港区の)9番団地にもあるので、たまに行っています。9番団地ではフィリピンの人も練習に来るようになっていますね。ブラジルとフィリピンは似ているところもあるし、頑張ってほしいです」

――日本とブラジルの架け橋だけでなく、日本在住の外国人労働者の心の拠り所としても活躍してほしいダニロですが、現役キックボクサーとしての目標は?

「ベルトを3つ取りました。やはり大きなイベントで戦いたいです。そういうチャンスを待っているし、来ると信じています。ウェルター級とミドル級のベルトがあり、世界のベルトも70キロで持っているので、そうなると思っています。

ホント、チャンスを掴むためなら65キロに落とそうかと考えたこともありましたが、それはやっぱり無理でした。70キロでもえらかった(大変だった)のに。でも、70キロなら大丈夫。しっかり練習して、そのチャンスを持っています。そして、チャンスが回ってくればチャンピオンになります」

――そうしてジムの仲間に希望を与えたい?

「ダニロが結果を残すと、ジムの皆も喜ぶ。ブラジル人も大きな大会で戦うダニロを見て、次の日の仕事を頑張ろうって思ってくれるはず。必死でやれば成功できる。キックボクシングだけでなく、カラテも柔道でも、ビジネスでも同じ。会社に行っていてもそう。だから必死にやる姿を彼らに見せたい。集中して、心を強くすること。そうすれば努力は報われる。それを知ってほしい」

――ところでダニロは息子さんもキックの練習を始めたとか?

「もう11歳で、1度だけ試合をして勝ちました。でも、『もうやりたくない』って言っています(笑)。それでも、僕の仕事を分かるようになったし。勝ち負けじゃなくて、『ケガだけしないように気を付けて』と言ってくれます。

ダニロのトランクスは奥さんが作ってくれます。ブラジル人は家族が大好きだし、友達を家族に会わせるのが好きです。土日はおじいさん・おばあさんの家に行って、皆でご飯を作って食べます。そういう部分、日本人は足らないと思います。だから、ブラジル人もそうだし、日本人も一緒にキックボクシングをして互いの良いところを理解しあってほしい。人間には悪いところもあります。でも、良いところもたくさんある。だから悪いところでなく、良いところを理解しあってほしいです」

――そんなダニロの言葉がより届くためにも……。

「ハイ。大きな大会で戦いたいです。一生懸命練習しているので、応援よろしくお願いします!!!」

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