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【WSOF05】青木真也も絶賛=カラキャニャンがローとWSOF初陣

Georgi Karakhanyan

【写真】間合い取り方と蹴り技、そして寝技でも極めに拘る姿勢とスコアリング重視の両方の戦術を用いて戦うことができるジョージ・カラキャニャン (C)MMAPLANET

22日(木・現地時間)、9月14日(土・同)にニュージャージー州アトランティック・シティのレベル・カジノで行われるWSOF05に日本でも活躍したジョージ・カラキャニャンが出場し、ウェイロン・ローと対戦することが発表された。

ロシア生まれ、幼少期は父親の影響で松濤館空手を学び、10歳で米国移住後はサッカーに熱中。米国サッカー界では五輪代表チームでフレディ・アドゥーらとプレーすると、プロ・インドアサッカー選手として活躍後、柔術を始めMMAへ。空手で養った独特のリズムにボクシングやキックのテクニックを加えたカラキャニャンは、寝技でも強さを発揮しBellator初期にフェザー級トーナメントで活躍している。その後、アイザック・デジーザスを下しTPFフェザー級王者に輝き、ミカ・ミラーを破って初防衛にも成功している。

昨年の大晦日、日本で高谷裕之を下し、Gloryとキック&MMA両方での契約を結ぶという噂も流れたカラキャニャンだが、これは実現しなかった模様だ。4月にレガシーFCでディン・トーマスを判定で下し、21勝3敗1分という戦績を残すカラキャニャンに関しては、そのムエタイと柔術を融合させたスタイルで、青木真也も注目している。6月にメタモリス柔術に出場した青木が、出稽古にカラキャニャンの所属するミレニアMMAを訪れ、ロールをしている。そんな彼のWSOF出場は、2年半振りの北米メジャー・シーンへの復帰となる。

カラキャニャンと対戦するローは既にWSOF02で同プロモーション・デビューを果たしており、カメロン・ダラーにKO勝ちを収めている。UFCでは2勝2敗、ニック・レンツとメルヴィン・ギラードという実力者に敗れているが、日本で活躍したヴィラミー・シケリムには判定勝ちしている。D-2でNCAAを制したレスラーは、ATTで養った柔術&打撃を駆使し、オールラウンダーとして14勝4敗の戦績を誇る。ともにオールラウンダーだが、パワー&レスリングで上をいくローに対し、カラキャニャンは間合いと蹴り、極めの強さで勝負したい。

なお同大会では、メインで予定されていたアンソニー・ジョンソン×マイク・カイル戦が、ジョンソンの負傷でアンドレ・オルロフスキー×カイルに変更、初のトーナメント戦2試合=ミドル級デイヴィッド・ブランチ×ダニーロ・ビルフォート、エルビス・ムタプチッチ×ジェシー・テイラー、さらにはホーレス、グレゴー、ネイマンという3人のグレイシーの出場も発表され、ここにはホジャーもその名を連ねるという話もある。

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