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【FOX Sports Presents】日曜午前9時から、UFN26ライブ中継

2013.08.15

Shogun

【写真】マウリシオ・ショーグンは、チェール・ソネンを相手して、ライトヘビー級トップ戦前に踏みとどまれるか(C)MMAPALNET

17日(土・現地時間)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われるUFC Fight Nightのメインでマウリシオ・ショーグン×チェール・ソネンがメインで対戦する。

日本でも踏みつけ大将軍の異名を持ち2005年、全盛期のPRIDEでミドル級グランプリを制したショーグンは、06年にUFCに戦場を移すと、代名詞となったストンピングが禁じられるなか、2010年5月にリョート・マチダを破りUFC世界ライトヘビー級王座も獲得。リングとオクタゴン2つの最高峰を制している。しかし、世界王座をMMAの完成形といわれるジョン・ジョーンズに譲るや、その後は勝ち負けをくり返し、皮肉なことにUFCライトヘビー級戦線の厳しいサバイバルウォーを身をもって、世に証明している。

その生き残り合戦を経験することなく、ミドル級から転向後初戦でジョーンズの王座に挑戦したのが、今回のショーグンの相手チェール・ソネンだ。抜群のテイクダウン能力の高さを誇るだけでなく、サウスポーの構えから繰り出すパンチの威力にも定評があるソネンはUFC Tonightという番組にアナリストを務め、今やUFCの顔として活躍中だ。とはいえ、UFCファイターの本職はあくまでもオクタゴンのなか。ミドル級時代から数々のトラッシュトークで、賛否両論だったソネンも、アンデウソン・シウバ戦と前述したジョーンズ戦の敗北をもって、『しゃべり』がオクタゴンのなかでは、何の効果がないことを世間に示している。

蹴りやヒザを織り交ぜた破壊力十分の打撃が武器のショーグン。対して、ソネンは打撃を散らしてテイクダウン、パウンドで削っていくスタイルを信条としている。ただし、自分のフィールドといえる部分で両者揃って穴があるのが、この一戦の特徴といえるだろう。フック中心で、肩が開き気味のショーグンの打撃は、ガードが疎かになりがちで、特に至近距離の打ち合いとなると、当たったもの勝ち的な、博打勝負の様相を呈してしまう。一方のソネン、テイクダウン後に強力なパウンドやエルボーを持ち、さらにはパスガードからマウントとポジションの奪取力も相当上がってきている。それでも一抹の不安を感じさせるのは、トップを取りながら不用意に拳を対戦相手の胸に置き、腕十字や三角絞めを取られるケースがしばしばあったからだ。

最近でこそ、そのようなミスは見られないが、ショーグンは実はガードワークに長けたファイターなので、油断は禁物だ。スタミナ勝負ではソネン、ショーグンは逆に持久力が不安視されている。ただし、ダメージを受け、スタミナが切れても気持ちが折れないのが、ショーグンというファイター。対してソネンは突然、集中力が切れ、一気に動きが止ってしまう傾向が見られる。互いの長所と弱点が、複雑に入り交ざったショーグンとソネンの一戦、勝負の鍵を握るのは5Rという試合時間を考慮して、どちらがより早くラッシュ、スパートを掛けるか。世界王座挑戦経験のある両者の対戦は、負ければ即タイトル戦線から脱落というタフな顔合わせといえる。

今大会ではバンタム級のカリスマ、ユライア・フェイバーが出場、ブラジルのユーリ・アルカンタラとの試合が組まれている。バンタム級転向後、王者ドミニク・クルーズと暫定王者ヘナン・ベラォンにこそ敗れているが、瞬発系ファイトにタイミングを計る成熟した戦いを取り入れたユライア。再びツートップに挑戦するために絶対に負けられない戦いとなる。さらにK-1やStrikeforceで活躍してきたアリスター・オーフレイムは、パワーと戦略を併せ持つトラビス・ブラウンと対戦。アリスターもまた、タイトル戦線生き残りを賭けた一戦に挑むなど、注目のカードが連続するUFCボストン大会の模様は、18日(日)午前9時より、FOX bs238でライブ中継される。

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