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【KOG02】八隅孝平&チェ・ドゥホ出場の組み技大会って??

Kohei Yasumi

【写真】「相手は勝って、ADCCへ勢いつけたいってことなんでしょう」と八隅孝平。毎週金曜日のYBTの練習は、もう9年以上行われている (C)MMAPLANET

明日、11日(日・現地時間)に韓国ソウルのグァンジン・スポーツセンターで開催されるKing of Grappling。日本から八隅孝平、韓国MMA界注目のチェ・ドゥホらが出場するノーギ・グラップリングの大会だ。

同大会はRFCの審判長も務める、柔術ワールド代表のジャン・ドクヨン館長が主催する大会で、チェ・ムベやKPWが開いたグラップリング・トーナメント以来となる本格的なノーギ・グラップリングの大会だ。BJJのトーナメントは増えてきた韓国だが、ノーギのトーナメントはほとんど行われることがなかったが、KOGの開催により道着を切ることなくグラップリングの腕が確認できるとして、MMAファイターにも好評だという。

参加者のレベルに合わせ、ノービス、インターミディエイト、アドバンスに分かれ、階級別で行われる同トーナメント、ルール的はアドバンテージがないだけでなく、パスガードやリバーサルにもポイントが与えられないという特徴を持つ。テイクダウン、サイド(上四方も含む)、ニーインザベリーらが2Pで、マウントとバック&バックマウントが3Pとなっている。ヒールフック、ネッククランクは反則というKOGで八隅が出場するスーパーファイトは、ポイント自体がない。

八隅の対戦相手ノ・ヨンアムがチェ・ムベの下でレスリングを学び、MMAを戦っていた選手。その後、ブラジリアン柔術やグラップリング専門となっている。八隅とも似たプロフィールの持ち主のノ・ヨンアムは、諸事情で兵役につけない場合、役所などでの勤務で兵役を免じられる公益勤務の間に、柔術に本格的に転向した。レスリングがバックボーンだが、柔術も黒帯でADCCアジアパシフィック予選の77キロ級で優勝し、世界大会出場を決めている。八隅とは1階級違うだけでなく、今回のスーパーファイトは80キロ契約で行われる。

長らく70キロ国内最強グラップラーの異名を取った八隅は、「ヒールがなし、ポイントもないなら、80キロでも大丈夫かと思いました」と、ノ・ヨンアムとの対戦&体重を飲んだ経緯を語っている。キム・ドンヒョンもパウロ・チアゴ戦前に、教えを請うた韓国最強グラップラー=ノ・ヨンアムと如何に戦うか。テイクダウンが通じないとなると、苦戦は避けられない。

完全にストライカーのイメージが強いチェ・ドゥホは、キム・ヨンオクと対戦する。キム・ヨンオクはプサンの慧舟會という評判を持ち、韓国最年少黒帯だったパク・ジュンヨンも同門のドンチョンペクサンに所属している。技術的にも評価の高いキム・ヨンオクだが、最大の武器は身体能力の高さと目されており、チェ・ドゥホがどこまでやるのか見ものだ。

■King of Grappling対戦カード

<80キロ/8分1R>
八隅孝平(日本)
ノ・ヨンアム(韓国)

<8分1R>
チェ・ドゥホ(韓国)
キム・ヨンオク(韓国)

<8分1R>
ジョン・ジンソク(韓国)
チェ・ワンギ(韓国)

<8分1R>
ジョン・ドゥジェ(韓国)
アン・スンホ(韓国)

<8分1R>
イ・ヒョンソク(韓国)
ピーター・キャンベル(米国)

<8分1R>
ホン・ジョンギ(韓国)
イ・パルム(韓国)

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