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【Bellator150】ロウロ×ドゥドゥ、涙にくれた同門世界戦再び。No More感情論、徹底した潰し合いを

Loro vs Dudu I【写真】前回のようなラフな殴り合いでなく、両者の持ち味を殺し合う──という持ち味が発揮した再戦に期待 (C)KEITH MILLS

ホイス・グレイシー×ケン・シャムロックから1週間、Bellatorに日常が戻ってくる。26日(金・現地時間)、カンザス州マルヴェニのカンザススター・アリーナで開催されるBellator 150「Galvao vs Dantas 2」。

イベント名通り、今大会のメインはマルコ・ロウロ・ガルバォン×エドゥアルド・ドゥドゥ・ダンタスのベラトール世界バンタム級選手権試合だ。昨年10月に再戦予定だった両者、この時はドゥドゥの脇腹の負傷で対戦が延期となった。しかし、ロウロとドゥドゥが再戦するという発表が8月にあったときは、そのプレスリリースに目を疑ったものだ。

この両者はブラジルの名門ノヴァウニオンの同門、2013年2月に行われた前回の対戦は時の王者ドゥドゥにトーナメント優勝者のロウロが挑戦するというベラトールのフォーマットに従ったものだった。そして2Rに右アッパーでロウロを沈めたドゥドゥは、勝利の雄叫びをあげ感情を一気に爆発させると、複雑を浮かべ涙腺が決壊──涙にくれた。

KOされたロウロの横にしゃがみ込む、ヴィトー・シャオリン・ヒベイロの複雑な表情も忘れることはできない。そんな勝利の喜びのない、悲しい同門世界戦が立場を変えて行われることになるとは思いもしなかった。

MMAは個人で戦うチーム・スポーツといわれるが、これが格闘家の性なのか。思えばドゥドゥはリオを拠点にブラジルで生活をしているファイター。一方、王者ロウロは6年前から米国に居を移し、シャオリンのネットワーク下であるロングアイランドMMAなどを拠点に柔術の指導や練習を行っている。人材の宝庫であるノヴァは、今では指導者世代もそれだけ育っており、ロウロはシャオリンがダニーロ・シェウマンらと持つ東海岸ネットワーク、さらにいえばホビーニョ、グスタホ・ダンタスという米国進出組との結びつきが強いのかもしれない。

3年前の対戦では本来の両者が見せる間合いやタイミングを考えたファイトでなく、開き直ったかのような足を止めてのラフな打ち合いが印象深かったが、再戦では感傷的でない、感情を抜きにした世界戦に期待したい。それは打撃戦を制圧し、如何に組んでバックを制するのかにかかってくる。そう、かつてのノヴァウニオン的な柔術ベースMMAの真価をどちらが発揮するか。化かし合いにも似た、神経のすり減らし合いをロウロとドゥドゥに見せてほしい。

■Bellator150 対戦カード

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] マルコ・ロウロ(ブラジル)
[挑戦者] ドゥドゥ・ダンタス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
シーク・コンゴ(フランス)
ヴィニシウス・ケイロス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ケンドール・グローブ(米国)
フランシスコ・フランス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
デヴィッド・リッケルズ(米国)
ボビー・クーパー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
レナ・オブシニコヴァ(ウクライナ)
レベッカ・ルース(米国)

<フェザー級/5分3R>
ギャストン・レイノ(ウルグアイ)
チューカ・ウィリス(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ハリス(米国)
ジュリアン・マルケス(米国)

<ライト級/5分3R>
マーシオ・ナバーロ(ブラジル)
ヘンリー・リンジー(米国)

<フェザー級/5分3R>
タイ・クラーク(米国)
デロン・カーリス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マニー・メラズ(米国)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ライト級/5分3R>
ジェイソン・ウィット(米国)
ジョナサン・ゲーリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブランドン・ファラン(米国)
グレゴリー・バベン(フランス)

<ヘビー級/5分3R>
デイビッド・ハモンズ(米国)
カイル・ノブリット(米国)

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