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【UFC FOX08】TUFウィナーの実力が分かる、マスヴィダル戦

2013.07.26

Chiesa vs Masvidal

【写真】TUFウィナーと日本とStrikeforceで実績を残すファイターの対戦。TUFウィナー、北米の新鋭の力を日本のファンも身近な存在で判断できる、最近では数少なくなったマッチアップだ (C)GONGKAKUTOGI

26日(土・現地時間)にワシントン州シアトルのキー・アリーナで行われるUFC on FOX 08「Johnson vs Moraga」。メインカードからは外れたが、ワシントン州スポケン在住のTUFウィナー、マイケル・キエーザがホルヘ・マスヴィダルと対戦するライト級の一戦に注目したい。

190センチに及ぼうかという長身と長いリーチを武器にTUFシーズン15を制したキエーザ。唯一の現在進行形型のシーズン収録中に実父を亡くすという事態に見舞われながら、タフなライブ形式サバイバル・トーナメントを勝ち抜いた。このところ、TUFウィナーも世界中から並み居る強豪が終結するオクタゴンでは、ワン・オブ・ゼムになりつつある傾向があるなか、日本やストライクフォースで活躍してきたマスヴィダルと戦う試合は、日本のファンにとってもTUFウィナーの実力を知るための物差しとなりやすい試合だ。

これまでキャリア9連勝中のキエーザ、リーチの長さを含め、体格の優位性を見せるのは打撃よりも、寝技に入ってから。特に5試合でタップを奪っているリアネイキドチョークの仕掛けは、スタンドから足をフックする以前に首を取るパターンもあり、そこから胸の反り具合が巧妙だ。恵まれた体格を持つが、パワーでなくタイミングと力の作用で極めるリアネイキドチョークは、もちろんマスヴィダルにとっても脅威となるだろう。

RNCの態勢に入るには接近戦は不可欠。マスヴィダルは蹴りやヒザも駆使する打撃系ファイターに思われがちだが、ここ一番はテイクダウンでポイントメイクをしていくファイター。キエーザはリーチの長さを生かして間合いで優位に立つケースも見られるものの、その腕の長さが災いとなり踏みこまれて距離を失うと、打撃戦で不利になる一面を持つ。マスヴィダルにとって、勝敗を決する分水嶺は、その接近戦からテイクダウンを狙うか、また距離を取るかで変わってくる。もちろん、テイクダウンに成功すれば、ガードからの三角やスイープの仕掛けを注意しトップキープに出ることはできる。その一方で、接近戦こそキエーザにバック奪取から首を取る隙を与えることになる。

キエーザに対し、マスヴィダルがテイクダウンの攻防に持ち込むのか。同時に、ロングレンジとサークリングでマスヴィダルが優位に立った場合、キエーザがどのように自分の距離を構築していくか。両者の真価が問われ、今後が変わってくる重要な一戦となろう。

■UFC on FOX 08「Johnson vs Moraga」対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
デメトリオス・ジョンソン(米国/王者)
ジョン・モラガ(米国/4位)

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ/3位)
ジェイク・エレンバーガー(米国/4位)

<ウェルター級/5分3R>
ロビー・ローラー(米国/9位)
ボビー・ヴォルカー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国/5位)
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マイケル・キエーザ(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<ライト級/5分3R>
ダニー・カスティーリョ(米国)
ティム・ミーンズ(米国)

<ライト級/5分3R>
マック・ダンジグ(米国)
メルヴィン・ギラード(米国)

<ライト級/5分3R>
イーブス・エドワーズ(米国)
ダロン・クルックシャンク(米国)

<ミドル級/5分3R>
エド・ハーマン(米国)
トレバー・スミス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリー・ケッジー(米国/8位)
ジャーメイン・デランダミー(オランダ/10位)

<ライト級/5分3R>
アーロン・ライリー(米国)
ジャスティン・サラス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョン・アルバート(米国)
ヤオツィン・メザ(米国)

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