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【UFC FS1 02】水垣偉弥インタビュー、ペレス戦に向けて(後編)

Takeya Mizugaki

【写真】MMAトレ再開初日、27日にプロ修斗後楽園ホール大会で2年3ヵ月ぶりの復帰戦=中村好史戦に臨む土屋大喜とも、この日はMMAスパーリングを行った水垣偉弥(C)MMAPLANET

8月28日(水・現地時間)、インディア州インディアナポリスのバンカーライフ・フィールドハウスでエリック・ペレスと対戦する水垣偉弥インタビュー。

前編では、ペレス戦が実現するまでの経緯、その心情とともに体調について言及した水垣が、今回はペレス戦に向けての意気込みを語ってくれた。

――MMA、そしてグラップリングの練習再開、その初日でも、動きは軽やかでしたね。

「コンタクトの激しいスパーリングを中断して3週間ほどだったんですが、打撃はやっていたので。それに走ったり、泳いだり、負傷箇所に負担の少ない練習をしていました。でも、グランドスラムへ行ったこと自体が久しぶりでしたね」

――エリック・ペレス戦が決まってからも組み技やMMAのスパーリングができなくて焦りはなかったですか。

「決まる直前に古傷が再発したので、ペレスの名前を聞いた時は、もう組み技の練習は止めている時でした。でも、ノーという選択肢は当然なかったです。ピケットと出来なくなった時点で、UFCが言ってきた相手と戦うことが最善なんだろうと思っていました」

Erick Perez――正直、その名前を聞いて、顔やファイトスタイルなどすぐに思い浮かびましたか。

「全然浮かばなかったです……。そこから試合映像をチェックしたのですが、全て1Rで終っているので今一つ、ピンとこない。つかみどころがない選手です。彼の方も負傷で、かなり試合期間が空いてしまっているので、現状の力の見究めは難しいですね」

【写真】エリック・ペレス、1989年11月19日メキシコ・モントレー出身の23歳。現在はジャクソンズMMA所属で、UFCでは3勝0敗。TKO勝ち2つと腕十字で一本勝ち。軽量級を充実させ、メキシコ進出を伺ってきたUFCの切り札的存在で、期待度の高いファイターだ。通算戦績は13勝4敗だが、現在は8連勝中でもある。マスク姿が印象に残り、その素顔はピンとこないファンも多いだろう(C)GONGKAKUTOGI

――そのような状況でも、水垣選手としてはどのような試合をしたいと思っていますか。

「技術的なことよりも、若くて連勝もしていて勢いがついているファイターなので、そこに気を付けたいですね。怖さを知らないで、思い切り……、無鉄砲に攻めてくることもあると思うので。そういう勢いに呑まれないようにしないといけない。そこが一番大切ですね」

――WECの時と違って、一つ勝てばトップ集団と戦うという状況ではなかなか無くなって来ていますね。

「WECの最後の試合でユライア(フェイバー)と戦わせてもらい、UFCでも一つ勝って(ブライアン)ボウルズとやらせてもらったので――。比較的チャンスを貰っていたのに、そのチャンスを悉く潰してきたのは自分なので、そこはしょうがないと思っています。あそこで負けているので、下の方で結果を残さないといけないとUFCが考えるのも当然だと思います。

UFCになってから、バンタム級の層も厚くなっていますし。トップ10を狙うという自分と同じポジションにいる選手も多くなっています」

――今年に入って手塚基伸選手、田村一聖選手という2人の日本人バンタム級選手がリリースされました。この厳しい状況をどのように捉えていますか。

「僕は常にリリースされるという気持ちを持って戦ってきたので、この間のリリースの嵐を前にしても、精神的に追い込まれるということはないです。リリースが多いことで、焦りも感じていません。その部分は逆に開き直っています。そうですね……、もう気にならないですね。そこは大丈夫です」

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