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【Interview】ポーランド人足関(?!)柔術家、マルチン・ヘルド

2013.06.29

Marcin Held

【写真】今年の1月で21歳になったばかりのマルチン・ヘルド。ポーランド国内で最年少黒帯柔術家でもある。

ロシア旋風が巻き起こるBellator MMAにあって、同じ東欧ポーランドから参戦しているのが、21歳のマルチン・ヘルドだ。シーズン4ライト級トーナメント出場から、レギュラーとして活躍しシーズン7ライト級では準優勝に輝いた。

そのヘルド、キックや空手、サンボをベースにコンバット・レスリングでMMA流ファイトを身につけたロシア勢と違い、足関節を巧みに使うブラジリアン柔術がベースのファイターだ。未知のポーランドBJJ事情をヘルドに訊いた。
Text & photo by Keith Mills

――今年の3月にヴィニシウス・マガリャエス・ドラクリーノからグレイシーバッハの黒帯を与えられたそうだね。

「本当に嬉しかった。僕は柔術を9歳の時に始め、ずっとトレーニングをしてきたから、黒帯を巻くということは本当に意味のあることなんだ。今はあまり道着を着て練習することはなくなってしまったけど、これまでの人生で僕はずっと道着を着てトレーニングしてきたからね。長年の夢がかなったんだ」

――ベラトール以前のマーチンのグラップリングでの活躍は米国では伝えられていないんだけど、これまでに獲得した一番のタイトルは何なのだろうか。

「2010年にヨーロピアン選手権紫帯で優勝した。それと2012年欧州ADCCプロの茶帯で3位に入ったことかな。以前からMMAで戦うためにボクシングの練習も積んで来たし、今はMMAに専念している。でも、試合に向けたキャンプの期間以外はいつだってブラジリアン柔術の練習を楽しんでいるよ。ブラジリアン柔術を愛する気持ちが変わることはない」

Held in Shooto Poland on 2009【写真】柔術を並行してMMAで戦うようになったヘルド。2009年11月の修斗ポーランド大会でメインを務め、なぜかラッシュ着用のラファエル・ラコスタと戦いローキック自滅で骨折した相手からTKO勝ちを収めている(C)SHOOTO POLAND

――ポーランドではブラジリアン柔術はどれほど普及しているのかい?

「あんまり知られていないと思うけど、ヨーロッパで一番BJJ人気の高い国はポーランドだよ。ヨーロピアン選手権でポーランドは常にブラジルに次ぐ成績を挙げている。つまり欧州で一番ってことになるよね。

なぜ、ここまで普及したかは分からないけど、去年のポーランド選手権なんて、1000人以上の参加者を集めていたしね。そこで僕も去年、ポーランドのベストファイターに選ばれた。凄く光栄に思うよ。僕が住んでいるティヒは人口15万人ぐらいの街だけど、道を歩いていると毎日のようにサインを求められるようになったよ(笑)」

――マルチンはMMAでも足関節をよく使っているけど、ブラジリアン柔術のトレーニングをしながらも、サンボの影響を受けているのだろうか。

「それはないよ。僕は柔術の試合に出ている頃から、常にフィニッシュを目指して戦ってきた。スイープして、ポイントで勝つなんてことは絶対になかったんだ。同じことをMMAでもしているに過ぎない。MMAで腕十字を取ることは難しいから、足関節を狙うんだ。サンボの影響ではないよ」

Held vs Clementi【写真】昨年11月にシーズン7ライト級T準決勝でリッチ・クレメンティにヒザ十字からアンクルロックで勝利。15勝3敗の戦績で、実は足関節での一本勝ちは4試合。一本勝ちは9試合だ。

――残念ながら仕切り直しとなったシーズン7ライト級トーナメントの決勝でデイブ・ジャンセンに敗れてしまいました。その前のリッチ・クレメンティとの試合でもそうだけど、米国はMMAはレスリングが主体になっている。そんな米国勢と戦うときは、どのような準備をしているのかな?

「MMAは何でもトレーニングしないといけない。レスリングはロンドン・シュートファイターズで習ってきた。あそこはしっかりとしたレスリングが学べるからね。本音をいえば、普通のレスリングは好きじゃないんだ。ケージを使ったMMAレスリングは好きだけど(笑)。

ロンドン・シュートファイターズではケージレスリングをたくさん習った。ただのレスリングとMMAレスリングは違うと思うから。でも、トーナメントは本当にタフだった。実は決勝が延期されたことで、一度、ポーランドで試合を挟む予定だったんだ。それがキャンセルされて。

トーナメント戦前からハードトレーニングを積んできて、そのままの流れでキャンセルが重なり体を休める期間がなかった。だから、今は体を元に戻してカムバックに備えたいと思っている。また、ベラトールが僕をトーナメントの枠に入れてくれることを願っているよ。それが将来につながるからね」

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