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【ONE34】カンボジア決戦、青木への挑戦アピールなるかタイナネス×ヤキャエフ

LOWEN TYNANES【写真】すでに旧ソ連&中央アジア勢に勝利しているハワイアンのタイナネス。青木への挑戦権獲得へインパクトの強いファイトができるか(C)MMAPLANET

5日(土・現地時間)、カンボジアの首都プノンペンの振興開発地域コプッチ島のコプッチ・シアターでONE34「Kingdom of Khmer」が行われる。

カンボジア人ファイターがズラリと並んだ大会ラインナップ。タイの空手家アナトポン・プンラドと対戦予定だった渋谷莉孔は負傷欠場となり、マレーシアのジアーン・スッバが代役を務めることとなった。

残念な渋谷の欠場だが、メインではライト級チャンピオン青木真也の今後を考えると、看過できないローウェン・タイナネスとラスール・ヤキャエフという一戦が組まれている。5月に安藤晃司を倒した青木、その安藤が9月にロジャー・フエルタと破り、有力な次期挑戦者が見られない状況だ。

現時点では10月のマレーシア大会でピーター・デイビスを48秒で倒したエイドリアン・パンが次期チャレンジャーと目されているが、この一戦の結果によっては状況が一変するかもしれない。

それだけの潜在能力をタイナネスは持っている。キャリアは7勝0敗の25歳、前所属チームとの契約問題で過去2年半で2試合しか戦えていないが、それ以前にURCCでエドゥアルド・フォラヤン、ONEでもヴィシール・コロッサ、フェリペ・エノモトをフィニッシュしている。レスリング・ベースのパウンダーのタイナネスと対戦するヤキャエフはONEニューカマーだ。

9勝2敗の戦績で彼もまた実力未知数の選手ではあるが、ONEで猛威を振るうロシア&中央アジア系のファイターの一人。フライ級のカイラット・アクメトフ、フェザー級のマラット・ガフロフ、ミドル級のヴィタリー・ビクダシュがONEの頂点に君臨しているように、タレントリレーションズを司るマット・ヒュームの慧眼にかなったヤキャエフは、タイナネスに負けない潜在能力の持ち主かもしれない。

タイナネス自身、前回の試合でクアット・ハミトフという中央アジアの強豪を既に倒しているが、ある意味『青木、危うし』という印象を付けるファイトをこの両者には期待したいところだ。

■ ONE35対戦カード

<ライト級/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
ラスール・ヤキャエフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ジアーニ・スッバ(マレーシア)
アナトポン・ブンラド(タイ)

<フェザー級/5分3R>
サム・アンダン(カンボジア)
チャン・ロタナ(カンボジア)

<バンタム級/5分3R>
チャン・ヘン(カンボジア)
マリオ・ウィラワン(インドネシア)

<フェザー級/5分3R>
チュン・サムアル(カンボジア)
ミース・メウ(カンボジア)

<フライ級/5分3R>
シム・ブンスルン(カンボジア)
クン・シチャン(カンボジア)

<女子アトム級/5分3R>
タロス・サム(カンボジア)
ジート・トッシ(インド)

<フェザー級/5分3R>
ソー・サイ(カンボジア)
チム・チェトラ(カンボジア)

<フェザー級>
リン・サロス(カンボジア)
ミッシオン・アリ(カンボジア)

<女子アトム級/5分3R>
エー・ヤーナット(カンボジア)
ブイー・スレイチャイ(カンボジア)

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