この星の格闘技を追いかける

【on this day in】11月23日──2013年

23 11 13【写真】本当は自分なんかがいるべき場所でなかったのに、とんでもないモノを目にしてしまった (C)MMAPLANET

GLORY 12
@ニューヨーク州ニューヨーク、MSGザ・シアター
「偉そうに写真に文字を添えて、MMAPLANETも含め仕事をさせてもらっているけど、僕は決してカメラマンでもフォトグラファーでもない。職業はフリーライターであり、格闘技記者だ。特に雑誌の仕事をしている時はその気持ちが強い。ところがこの仕事を始めた1995年から海外はまず、カメラマンさんが同行してもらえるという贅沢な取材はなかった。当然、それだけ信用もされていないわけで。で、何となく仕事ができるかなとなってきた頃にはデジカメの時代を迎えており、僕らの業界は写真を自分で撮ってくるのが当然のような感じになってしまった。でもね、これって本当は失礼な話で、良い記事を創るならやっぱりカメラマンさんは必要です。そうはいっても海外取材にカメラマンさんを雇っていくこともできず、ギャラも十分でないから、一緒に海外を回りましょうとも言えない。で、自分で写真を撮るようになると──『高島君は自分で撮っちゃうからな』なんて、カメラマンさんに言われるようにもなってしまった。どっちにしても、自分のページに掲載される写真だ。少しでも良いモノが欲しい。ただし、その腕はない。で、僕の結論は『写真は足で撮る』ということ。誰もいない、知らないモノを撮る。そうすりゃ、目の前で起こったことを普通に撮れば良い。で、2年前の今日、NYに居た僕はジョルジオ・ペトロシアンにとって、キャリア83戦目の初KO負けを撮ってしまった。本当なら、国内でキックに情熱を注いでいる記者仲間が撮るべき写真だと今も思っている。でも、足を運んだのは僕。カメラマンさんじゃないから、写真は足で撮る醍醐味が──本職に生きてくる」

on this day in──記者生活20年を終えた当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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