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【OFC】ジャカルタでBJ×漆谷、3度目の対戦はフライ級世界戦

2013.06.11

BJ vs Urushi III

【写真】BJと漆谷康宏、3度目の対戦はジャカルタでOFC世界フライ級王座を賭けて戦うことに――。時勢の移り変わりが感じられる、6年半振りの顔合わせだ(C)OFC & MMAPLANET

11日(火・現地時間)、インドネシア・ジャカルタより9月13日にイストラ・スナヤンでOFC世界フライ級王座決定戦BJ×漆谷康宏戦が行われることが正式発表された。

同大会の3週間前に大相撲ジャカルタ巡業の会場となるイストラ・スナヤンは、キャパシティが16000人という同国最大規模のインドアスタジアムで、バドミントンなど現地で最も人気の高いスポーツでも使用されている。そんなジャカルタの地で、OFCにとって2度目の日本人同士の世界戦、しかもプロ修斗時代に世界王座を賭けた一戦も含め、2度も拳を交えたBJと漆谷の間で最軽量級王座が争われることとなった。

両者にとって海外で戦う相手という意識はなかったかもしれないが、ともにレイ・ドーヨーゲンを下しており、過去の実績を踏まえるとOFCとしては当然の選択といえる。「インドネシアのMMAファンのアドレナリンが放出され続けるイベントとなる。1万5000人のファンの前で、アジアのベスト・フライ級ファイターが戦う」とビクター・クイ代表は、この世界戦についてプレスリリースにコメントを寄せている。

マモルを加えた3人で、日本のフライ級で一時代を築いてきたBJと漆谷が、ジャカルタの地でどのようなファイトをやってのけるか。今回のリリースではライトヘビー級のヴィンセント・マジッド×ユージェニオ・タン、バンタム級のステファー・ラハーディアン×レイモンド・タンというインドネシア×マレーシアの対抗戦も発表されている。

マジッドはインドネシアの柔道&サブミッション・グラップリング王者で、ユージェニオ・タンはマレーシア育ちのフィリピンとのハイブリッド、ムエタイとボクシングをベースとしているファイターとのこと。この勝者がOFC世界ライトヘビー級戦線のタイトルコンテンダーになる見込みだ。ラハーディアンはインドネシア最初の黒帯ブラジリアン柔術家ニコ・ハンの弟子で同国のグラップリング大会優勝の常連、対するレイモンド・タンはペナン・トップチームに所属しているテコンドーベースのマレーシアを代表するバンタム級ファイターだそうだ。

なお9月のジャカルタ大会前に、OFCでは8月に東アジアでもう一大会を開催するという話もあるが、正式発表を待ちたい。

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