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【UFN77】如何にしてキャリア21連勝を果たすのかマストウォッチ、トーマス・アルメイダ

Thomas Almeida【写真】ネオ・シュートボクセ・スタイルの申し子、トーマス・アルメイダがキャリア21連勝を飾るか(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ブラジル・サンパウロのジナーシオ・ド・イブラプエラでUFN77「Belfort vs Henderson 3」が開催される。メインはタイトル名にある通り、ヴィトー・ベルフォート×ダン・ヘンダーソンの3度目の対戦だ。

そんなビッグネーム&レジェンド対決が組まれた同大会は、ブラジルの経済減速の影響を受けイベント開催数が目減りしたことで、逆に粒ぞろいのカードが揃い、楽しみが増したといえる。

ジルベウト・ドゥリーニョ×ラシッド・マゴメドフ、グレイゾン・チバウ×エイブル・トゥルージロ、ヤン・カブラル×ジョニー・ケース、クレイ・グイダ×チアゴ・タバレス、ケビン・ソウザ×チャス・スケリー、ペドロ・ムニョス×ジミー・リベラと通のUFCファンがニヤリとしてしまうカードが並ぶなか、特に注目したいのがアンソニー・バーチャックを地元サンパウロに迎え撃つトーマス・アルメイダだ。

1991年1月生まれの24歳、2011年5月に20歳でプロMMAデビューを飾り母国ブラジルで8試合連続で1Rフィニッシュを果たすと、2012年11月には早くも米大陸を北上、Legacy FCと契約し米国進出を果たす。その後は米国とブラジルを行き来し、母国ではMMASH、米国でLegacy FCバンタム級王座を獲得した。

ここまでキャリア3年1カ月で17連勝、全試合でKO&一本勝ちを収めていたアルメイダという逸材をUFCが放置するわけもなく、2014年11月にオクタゴンデビューを果たす。ティム・ゴーマン戦でついにフィニッシュ連勝はストップするも、アグレッシブな試合内容は高評価を得てファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得、その後はイーブ・ジャボウィン戦に続きブラット・ピケット戦でそれぞれTKO&KO勝利を挙げ、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトのボーナスをゲットしてきた。

このピケット戦では開始直後に左フックを放ったところ、逆に左フックを合わされてダウン。さらにヒザ蹴りで崩れ落ちるなど、キャリア初の大ピンチに陥ったが、右でダウンを奪い返し窮地を脱すると、2R開始早々に飛びヒザ蹴りで大逆転KOを勝ち取っている。ディエゴ・リマに師事しシュートボクセとマカコ・ゴールドチームに所属するアルメイダは、打撃だけでなく柔術も使えることで、ピケットの猛攻をしのぐことができた。

ネオ・シュートボクセ・スタイルと呼ぶべきか、フックとヒザ蹴り主体のラッシュというPRIDE時代のアグレッシブさとは違い、アルメイダの構えはアゴを引き高いガードで顔面を守っている。攻撃手段もストレート系のパンチ、左ボディアッパーなど多彩なパンチを有している。基本は中間距離、相手のパンチが届く距離で戦い、殴り勝つ──そこにシュートボクセらしさを垣間見ることができるアルメイダ。見る者を魅了するファイトは、左ローと左ミドルが、パンチ主体の攻撃にアクセントを加えている。

対するバーチャックは、キャリア12勝2敗。アリゾナ州グレコローマン選手権を4度制し、ブラジリアン柔術は紫帯でしっかりとグラップリングの基礎がある。UFC初戦ではトップからパウンドに拘り、イアン・エンウィソルのヒールフックに敗れたが、2戦目となったジョー・ソト戦では足関節を捌いて、パウンドの連打でTKO勝ちを収めている。

バーチャックは前蹴りを駆使して距離を保ち、パンチから一気に組んでテイクダウンを狙うタイプのファイターだが、アルメイダの打撃の圧力を前にして、踏み込んでいけるのかが鍵となる。加えてテイクダウンを奪ってからも、しっかりと抑え込まなければアルメイダは、柔術的な足を効かしたガードワークをスクランブルと融合させている。

勝負は何が起こるか分からないのが掟だが、やはりアルメイダがどのようにバーチャックを仕留め21連勝を果たすのかが、最大の見どころとなる一戦だ。

■UFN77 対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル/4位)
ダン・ヘンダーソン(米国/12位)

<ライトヘビー級/5分3R>
グローバー・テイシェイラ(ブラジル/4位)
パトリック・カミンズ(米国/9位)

<バンタム級/5分3R>
トーマス・アルメイダ(ブラジル/8位)
アンソニー・バーチャック(米国)

<ライト級/5分3R>
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)
ピヨトル・ホールマン(ポーランド)

<ライト級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ(ブラジル)
ラシッド・マゴメドフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ファビオ・マルドナド(ブラジル/12位)
コーリー・アンダーソン(米国/14位)

<ライト級/5分3R>
グレイゾン・チバウ(ブラジル)
エイブル・トゥルージロ(米国)

<ライト級/5分3R>
ヤン・カブラル(ブラジル)
ジョニー・ケース(米国)

<フェザー級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国/11位)
チアゴ・タバレス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ケビン・ソウザ(ブラジル)
チャス・スケリー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィスカルディ・アンドレージ(ブラジル)
ガサン・ウマラトフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ジミー・リベラ(米国)

<フライ級/5分3R>
ブルーノ・ロドリゲス(ブラジル)
マテウス・ニコロウ(ブラジル)

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