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【OFC09】漆谷康宏、超アウトボックスのドーヨーゲン下す

2013.05.31

<フライ級/5分3R>
漆谷康宏(日本)
Def.2-1
レイ・ドーヨーゲン(フィリピン)

1R、サウスポーの漆谷が右に回りながらアウトロー、そして左ミドル。ドーヨーゲンもアウトローやサイドキックを蹴って距離を測る。前に出てくるドーヨーゲンにインローと右フックを狙う漆谷。ドーヨーゲンも右ストレートと右ミドルを返す。

漆谷はタックルで一度、ドーヨーゲンをケージまで押し込んで離れ際にパンチ。打撃の攻防になるとドーヨーゲンは右ミドルとローを思い切り蹴る。漆谷もインローと左ミドル、ドーヨーゲンは右ストレートで飛び込む。終了間際、漆谷の左ストレートにドーヨーゲンがサイドキック。漆谷がヒザ蹴りでケージまで詰めてパンチをまとめる。

2R、サイドキックで距離を取りつつ右ミドルを蹴るドーヨーゲン。漆谷が前に出てくると右ストレートを当て、右フックもヒットさせる。漆谷は距離を潰して左のヒザ蹴り、ケージ際で組みの攻防になる。両者が一旦離れ、漆谷は左ミドルと左のヒザ蹴り。首相撲に持ち込み、ヒザ蹴りとヒジ打ちを狙う。

距離を取って、サイドキックのフェイントを入れつつ、インローを当てるドーヨーゲン。漆谷も左ミドルと左ボディストレートを打つ。下がるドーヨーゲンをパンチで追いかける漆谷だが、ドーヨーゲンはカウンターの右ハイキック。漆谷は左ストレートや左ミドルで前に出続けるが、なかなかドーヨーゲンを捉えきれない。

3R、右フックと右ミドルを蹴るドーヨーゲン。漆谷もプレッシャーをかけて左ストレートと左ミドルを蹴る。ドーヨーゲンはひたすら距離を取って、細かい蹴りを当てながら、右ミドルと右フック。時折、ケージ内を走り回るように動き、漆谷は足を止めて「来い!」と手招きするなど、苛立っている様子が見える。

ここで鼻血が出ているドーヨーゲンにドクターチェックが入る。再開後、いきなり飛び蹴りを見せたドーヨーゲン。漆谷も左ミドルで前に出ようとするが、そこにドーヨーゲンはサイドキックを狙い、右ミドルを蹴り込む。

前に出続けて左ミドルと右フックを狙う漆谷。ドーヨーゲンの右ミドルに左ストレートを合わせ、バランスを崩したところにサッカーボールキックを狙うが当たらない。ドーヨーゲンも漆谷の左ミドルに右フックを合わせ、距離をとってはサイドキックで突き放す。

前に出る漆谷、アウトボクシングに徹するドーヨーゲン。ジャッジ1名がドーヨーゲンを支持したものの、残り2名は漆谷。スプリット判定が告げられた漆谷は、額の汗をぬぐうパフォーマンスを見せた。

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