この星の格闘技を追いかける

【UFN76】第2のマクレガーとなれるか。ダフィーが母国のメインでポイエーと対戦

Iirish frag【写真】試合はラスベガス大会のモノだが、それでもこれだけのアイルランド国旗が見られる(C)MMAPLANET

24日(土・現地時間)にアイルランドはダブリン、3アリーナで開催されるUFN76「Poirier vs Duffy」。コナー・マクレガーの活躍により、今や最もUFCに熱狂している国といっても過言でないアイルランド。その首都ダブリンで行わる同大会には、実に5名ものご当地ファイターが出場し、メインでも同国のジョセフ・ダフィーが登用され、ダスティン・ポイエーと対戦する。

アイルランド大会のメインイベントをUFC僅か3戦目のダフィーが務める。日本や韓国、ドイツでもこのような母国ファイターの登用は見られない。そんなレア・ケースが実現したことでも、アイルランドの勢いが窺える。そのダフィー、2010年11月にマクレガーに最後の黒星をつけたファイターとして名前が知られている。

キャリアは14勝1敗、UFCではジェイク・リンジーとイヴァン・バッチマンの2人に勝利しているが、そのファイトを見る限りスイスのイワン・ムサルドにキャリア唯一の敗北を喫しているのが信じられないファイターだ。

ベースはボクシング、ワイドスタンドで左ジャブから右ストレートを正確に射貫くことができる。最近ではカナダのトライスタージムでトレーニングを積むようになり、蹴りの威力も増している。前足となる左足でローやミドルを蹴ることができ、ジャブと並んでやや遠目の距離から制空権を作ることができる要因になっている。

バッチマン戦ではスクランブルのなかでバックを取りつつ、前方に落とされても三角絞めを極めたようにソツの無いファイトもダフィーの特徴だ。そんな彼がキャリア最大の舞台で、キャリア最強の相手を迎え撃つこととなった。ダスティン・ポイエーは戦績18勝4敗、UFCでは10勝3敗でライト級に階級変更を行ってから2試合連続でKO勝ちと勢いに乗っている。

ダフィーと同様にリーチもあるポイエーだが、遠い距離に留まるのではなく前に出てラッシュを掛けるのが信条。そして、打撃を効かせると組みに来た相手、あるいはテイクダウンを取ってから起き上がろうとしてくる相手に対して、リーチの長さを生かしたフィニッシュ技を持っている。それがダース、ギロチン、ペルヴィアンチョークなど各種フロント系の絞め技だ。打撃やテイクダウンと自分のペースに持ち込み、対戦相手がスクランブルせざるを得ないよう追い込む。接近戦の連打、トップからパウンドの強さがポイエーのフロント系チョークを誘っている。

つまり、そのようなプレッシャーをダフィーを相手に掛けることができるかどうか。ダフィー・サイドから見れば、その圧を受けずに自分の打撃戦を展開することか可能か。一点、気になるのがダフィーはボクシングのワイドスタンスから、蹴りを使うときには上体を起こし、次に何を狙ってくるか分かりやすい部分があること、だ。前回の試合から4カ月で、ここを修正できているのか。ポイエーを相手に修正できていないと、上体を起こした直後に彼はキックを蹴られようが、突進して自分の間合いを作ってくるに違いない。だからこそ、蹴りを効かせることができるという見方も成り立つが、覚悟を持って距離を詰めるファイターを止めるのは困難だ。

蹴り足を掴まれテイクダウンという選択肢もポイエーにはある。そうなるとバッチマンを仕留めた下からの仕掛けが、UFCのトップどころにも通じるのか。ダフィーがマクレガーに続き、アイルランドのMMA界をリードし支えることができる存在になりえるのか。そんな試金石となる一戦だ。

■ UFN76対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国/13位)
ジョセフ・ダフィー(アイルランド)

<フライ級/5分3R>
パトリック・ホロハン(アイルランド)
ルイス・スモルカ(米国)

<ライト級/5分3R>
ノーマン・パーク(北アイルランド)
レザ・マダディ(スウェーデン)

<ウェルター級/5分3R>
ダレン・ティル(英国)
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

<ライト級/5分3R>
スティーヴィー・レイ(英国)
ミカエル・リブー(フランス)

<フライ級/5分3R>
ニール・シーリー(アイルランド)
ジョン・デロス・レジェス(グアム)

<ミドル級/5分3R>
クシシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
スコット・アスカム(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリング・デイリー(米国/15位)
エリカ・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
カホル・ペンドレッド(アイルランド)
トム・ブリーズ(英国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ロバート・ホワイトフォード(英国)

<ミドル級/5分3R>
ババ・ブッシュ(米国)
ギャリス・マクレラン(南アフリカ)

PR
PR

関連記事

Tokyo Int JJC

Movie