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【WEC39】前王者マッカラー、御当地戦士ヒックスに勝利

2009.03.02

843ecb5f■第8試合 ライト級/5分3R
ロブ・マッカラー(米国)
Def.3R終了/判定
マーカス・ヒックス(米国)

【写真】最初にダウンを奪われたマッカラーだったが、ミドルやローを有効に生かし、ヒックスに前進を許さなかった (C)ZUFFA

メインカードにテキサス州縁のファイターが並んだ今回のWEC。前世界ライト級王者マッカラーとの対戦となるヒックスも御当地ファイターだ。

サウスポーのヒックスがオクタゴン中央に陣取り、マッカラーにプレッシャーを与えていくも、マッカラーはケージ際へ追い込まれることなく様子見の展開が続く。ヒックスは左ロングフックから組みついていくが、ケージに押し込まれたマッカラーは態勢を入れ替え、太ももにヒザを見舞う。そのまま大きな動きがなく、レフェリーからブレイクが掛ける。


ヒックスが時折りロングフックを放つ以外は、距離が縮まらない両者の戦いに容赦なくブーイングが浴びせられるなか、再び試合はケージ際での差し合いとなった。今回もレフェリーがブレイクを命じ、両者が距離をとると、互いの右ローが交錯するが、やはり、激しく交わることがないまま1Rが終了した。

2R、やや距離が詰まった両者。マッカラーは右ロー、左ジャブで攻めるが、ここでヒックスの左ストレートがヒットし、マッカラーは後方に倒れ込む。しかし、飛び込んだヒックスからトップを奪ったマッカラーはパウンド+鉄槌を連打で反撃に移ると、寝技に固執せず自らスタンドへ。ここでマッカラーのローがヒックスの急所をかすめて試合が一時中断となる。

再開後、前に出たいマッカラーは右ローから距離を詰め、左ヒザをヒックスのボディに突き上げる。さらに左右のフックから左ハイをマッカラーが放つと、ヒックスはたまらず組みついていく。左ミドル、右ストレートとマッカラーのスピードが増し、ヒックスをケージに詰めてパンチやミドルで攻め込んでいく。右フックを返すヒックスだが、攻撃は単発でスタミナをロスしているのか、ダメージが蓄積しているのか、動きがスローに。

前王者がペースを握り、試合は最終ラウンドへ。勝利を強く意識してか、再び1Rのような見合いが続くなか、ヒックスの左ストレート、マッカラーの左ローが単発で打ちこまれる。

後がないヒックスだが、マッカラーの左右のローで前進を阻まれてしまう。試合が進むにつれて、オクタゴンの中央に位置することが多くなり、プレッシャーを与えるようになったマッカラーは、ヒックスのテイクダウン狙いを制して、再び自分の距離を保つ。

左ショートから右ハイ、相手に攻めさせないために放たれるマッカラーの攻撃にも、攻め手がなくなったヒックスはそのまま試合終了を迎えた。

判定は、米国MMAでは非常に珍しい29-29をつけるジャッジが一人いたが、残りの2名は30-27、29-28でマッカラーを支持し、トータル2-0で前王者が判定勝ちを手にした。

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