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【UFN75】ROADTO UFC JAPANファイナル。盤石の廣田瑞人×ノリノリの石原夜叉坊

Hirota vs Ishihara【写真】廣田が勝利するには予想通りの強さを発揮すること。夜叉坊は予想以上の強さを見せられるか (C)MMAPLANET

27日(日)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC Fight Night JAPAN 「Barnett vs Nelson」=UFN75。同大会ではROAD TO UFC JAPAN決勝戦=廣田瑞人×石原夜叉坊戦、日本の地上波で中継されたMMA史上初のリアリティTVショーのファイナルが行われる。

チーム・ロイ(・ネルソン)の廣田は太尊伸光&DJ.taikiを下し、チーム・ジョシュ(・バーネット)の夜叉坊は安藤達也とウィッキー聡生に競り勝って、この日を迎えることとなった。1981年5月生まれ、34歳の廣田に対し夜叉坊は1991年7月生まれの24歳。キャリアは廣田が17勝7敗1分なのに対し、夜叉坊は7勝2敗1分とまさにベテランと新鋭の顔合わせとなっている。

UFCやStrikforce参戦経験のある廣田はCAGE FORCE、戦極、そしてDEEPのライト級で頂点に立ち、横田一則、北岡悟、青木真也、菊野克紀ら日本を代表するファイター達と鎬を削ってきた。一方の夜叉坊は修斗とVTJで戦績を積み田中路教と佐々木憂流迦に敗れている。当然、今回の一戦はフェザー級マッチだが前述したように廣田がライト級だったのに対し、夜叉坊はもとはバンタム級で骨格も違う。

当然のように事前の予想では廣田優勢の声が高い。過去の実績と過去の階級で勝敗の行方が決まるのであれば、誰もが廣田押しとなるだろう。特に廣田がTV番組内で見せた固い勝負に徹すれば、事前の予想が的中する可能性はより高くなる。

他方、廣田が拘る豪快な倒す──「夜叉坊を大阪までぶっ飛ばす」戦いを挑めば、この試合はどちらに転ぶか分からなくなる。過去17勝のうち10KOの廣田だが、倒す試合の代償としてパンチを被弾するケースがある。しかも、打ち合いのなかというよりも、打ちに行く前の間合いのとりあいのなかで、そのようなシーンがたびたび見られる。打たれ強さもあり、また打ち気の相手を倒す技術も持つ廣田だが、夜叉坊の左は彼に回復の機会を与えない強さを持つ。

盟友・田中教路が夜叉坊を器用と称するようにオールラウンダー的な性格を持っているが、やはり勝機は打撃戦。一方で、不器用なようでいて組み、特にバック奪取とコントロールに長ける廣田。手堅くなくとも、一発を見せておいてトータルの勝負にでれば──廣田優位は動かしがたい。その一方で夜叉坊が3R動き続ける、手を出し、スプロールし続けることができれば勝負はタフで拮抗してくる。何よりも観客の存在に左右されない廣田と、絶対的に乗せられ、より力を発揮できるに違いない夜叉坊。会場に足を運んだファンは、2人の激闘を期待するなら、声を張り上げて夜叉坊のサポートにまわるべきだ。

■UFN75対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
ロイ・ネルソン(米国)
ジョシュ・バーネット(米国)

<ミドル級/5分3R>
ユライア・ホール(米国)
ゲガール・ムサシ(オランダ)

<フライ級/5分3R>
チコ・カムス(米国)
堀口恭司(日本)

<バンタム級/5分3R>
ジョージ・ループ(米国)
水垣偉弥(日本)

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)
菊野克紀(日本)

<ROAD TO UFC JAPANフェザー級T決勝/5分3R>
廣田瑞人(日本)
石原夜叉坊(日本)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
中村K太郎(日本)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(日本)
ニック・ハイン(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ケイジャン・ジョンソン(カナダ)
小谷直之(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ロジャー・ザパタ(米国)
安西信昌(日本)

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