この星の格闘技を追いかける

【on this day in】9月18日──2012年

18 09 12【写真】スパーと言うより、合意の下の果し合い。これはいくらなんでも──と感じたカン・ギョンホとチェ・ドゥホのスパー(C)MMAPLANET

TEAM MAD
@韓国 プサン、チームMAD
「KTTと並ぶ韓国のMMAジムであるチームMADを初めて訪れた。ROAD FCで久米鷹介のセコンドを務めた日沖発に予め、韓国で練習してみないかと誘ったら彼も乗ってきた。今から3年前の昨日の時点で、壁レスに関しては既に日本より先を進んでいたように思う。壁レスの攻防を言葉に噛み砕いて指導するコーチが存在していた。技術練習とシチュエーション・スパーだけでたっぷり90分。続いて立ちから寝技までのフル・グラップリングが始まる。キム・ドンヒョン、ぺ・ミョンホのウェルター級勢からUFC行きが決まったカン・ギョンホ、その後の初代ROAD FCフライ級王者チョ・ナムジンら軽量級のトップファイターが汗で水たまりができたマットで足を取られながら練習している。と、ハム・ソヒが倒れ際に手をついてヒジを脱臼。ここで練習は切りあげられた。開始から3時間ぐらい経過していたように記憶している。それでも、初日のグラップリング練習はまだ良かった。夜にキムズ・キックでミットをドンヒョンと行った日沖は、午後の便で帰国するにも拘わらず朝の打撃クラスにも参加した。火曜日の午前、チームMADの打撃+MMAストライキング練習にチェ・ドゥホがやってきた。クミから2時間かけてやってきた彼はいの一番にマス・スパーで日沖の相手を務めた。そして、かなりの勢いでパンチや蹴りを放っていった。しかもヒザ当てをしていないのにニーを繰り出す。カン・ギョンホも同様だった。彼はシンガードすらつけていない。その両者のスパーでは、試合かと思うような完全マジモードで殴り合い、蹴り合っていた。日沖は『装備もつけないで、ケガのリスクを考えないと』と彼ら強気は買っても、ムチャは否定した。そんな日沖の気持ちを察知したドンヒョンは、チェ・ドゥホがMMAスパーを申し入れると『次は俺がやるんだ』と制し、『ケガをしたら元も子もない』と日沖に笑顔を向けた。ドンヒョンの大人の気遣いに救われる想いがした。ある意味、自分の取材に乗ってくれた日沖が、メチャなスパーでケガをしてはと気が気でなかった。日本と韓国はまた別なのだろうが、カン・ギョンホはこの後スパー中のケガでUFC初陣を欠場することとなってしまい、チェ・ドゥホのケガの多さは言うまでもない……。練習方法、変えてないのかな?」

on this day in──記者生活20年を終えた当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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