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【DYNAMITE】ケージ&リング併設。Bellator&Glory合同興行でティトが下界に降臨。マクゲリーに挑戦

Tito vs McGeary【写真】マクゲリーの王座に挑む=下界に降りたティト。打撃は厳しそうだが、テイクダウンに命運を賭ける。いずれにせよ、この戦闘意欲は買いだ(C)BELLATOR&GONGKAKUTOGI

いよいよ北米格闘技界初となるケージとリングを並べたMMA&キックボクシング大会──BellatorとGloryの合同イベント、DYNAMITEの開催が19日(土・現地時間)に迫ってきた。

カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催される同大会は、かつてK-1 USAのプロモーターだったスコット・コーカーが、Strikeforceのホームといえる旧hpパビリオンに凱旋するイベントでもある。

UFCか大晦日か、日本のファンも行方が気になるエメリヤーエンコ・ヒョードルも桜庭和志やホイス・グレイシー、フランク・シャムロック、カン・リー、ランディ・クートゥアーとともにファンフェスタに参加することが決まっており、ここで現役復帰への重要なネゴシエーションが行われると見られている。

そんなケージ外でも話題に事欠かない今大会のメインはティト・オーティズが、リアム・マクゲリーの持つBellator世界ライトヘビー級王座に挑戦する一戦だ。今回はPPV中継ではなくSPIKEでメインカードがライブ中継されるが、ベラトールのビッグショーといえば幻に終わったティト×ランペイジ・ジャクソン、実現したティト×ステファン・ボナー、そしてキンボ・スライス×ケン・シャムロックとレジェンド路線まっしぐらだった。

その中心にいたティトがベラトールのリアルな戦いの場に降りてきたのが、今回のタイトルマッチだ。王者マクゲリーは英国人出身だがニュージャージーに移り住み、ヘンゾ・グレイシー系のジムでトレーニングを積んでいる。プロMMAキャリアは全て米国で積んでおり、キャリア4戦目でベラトール初出場を果たすと、3連勝の後に参戦した2014サマーシリーズ・ライトヘビー級Tで優勝。通算戦線を9連勝とし、今年2月にエマニュエル・ニュートンの持つ世界ライトヘビー級王座に挑戦。ここで判定勝ちを収め王座奪取、つまりデビュー以来10連勝の負け知らずのファイターということになる。

それでも知名度ではティトに遠く及ばないが、198センチの長身で、リーチは2メートル越えのマクゲリーは腕の長さを活かした独特のガードワークに長け、エルボーを加えたパウンド、立ち技でもヒザ蹴りなどKOパワーを秘めている。身長で10センチ、リーチで実に20センチほど劣るティトは、普通に考えて厳しい戦いが予想される。ただし、マクゲリーがこのような大舞台で戦うのは初めてなのに対して、ティトはキャリアの大半を大勝負という状況で戦ってきた。

今も昔もティトはテイクダウン&パウンダー。バッドボーイのイメージで売って来たものの真っ向からの打撃は決して得意ではない。よってこのリーチ差を考えれば、とにかくテイクダウンダウンからトップキープを狙ってくるに違いない。その際、マクゲリーのガードワークを掻い潜り、エルボーやパンチを落とせば──彼自身がどれだけ必要と感じているかは不明だが、世界で初めてUFCとベラトールのベルトを巻くファイターになる可能性が広がってくる。とはいっても、やはりティトの苦戦は必至。スタンドの打撃、あるいはガードからの極めでマクゲリーがレジェンドを仕留める可能性が高い世界戦といえるだろう。

■ DYNAMITE対戦カード

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] リアム・マクゲリー(英国)
[挑戦者] ティト・オーティズ(米国)

<Bellatorライトヘビー級T決勝/5分3R>
TBD
TBD

<Glory世界ライトヘビー級王座決定戦/3分5R>
サウロ・カバラーリ(ブラジル)
ザック・ムウェカッサ(コンゴ)

<キック・ウェルター級/3分3R>
ポール・デイリー(英国)
フェルナンド・ゴンザレス(米国)

<キック・女子バンタム級/3分3R>
ケリアン・メレンデス(米国)
ハドリー・グリフィス(米国)

<Bellatorライトヘビー級T準決勝/5分3R>
キング・モー(米国)
リントン・ヴァッセル(英国)

<Bellatorライトヘビー級T準決勝/5分3R>
エマニュエル・ニュートン(米国)
フィル・デイビス(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョシュ・トムソン(米国)
マイク・ブロンゾウリス(米国)

<Bellatorライトヘビー級T補欠戦/5分3R>
フランソワ・カルモン(フランス)
ロイ・ボートン(米国)

<フェザー級/5分3R>
マイク・マロット(カナダ)
トーマス・ディアン(フランス)

<ライト級/5分3R>
アダム・ピッコロッティ(米国)
マーレン・マギー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ガブリエル・カラスコ(米国)
ジョー・ニール(米国)

<キック・フェザー級/3分3R>
セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ)
アンヴァー・ボナザロフ(ウズベキスタン)

<フライ級/5分3R>
マシュー・ラミレス(米国)
ジョシュ・パイヴァ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイムス・テリー(米国)
カルロス・エドゥアルド・ホシャ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
イスラエル・デルガド(米国)
JJ・オカノヴィッチ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
グロリア・テレス(米国)
エイシャ・コルテス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブランドン・ヘスター(米国)
デマーコ・ヴィラロナ(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ピカ(米国)
マウリシオ・アロンソ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・ジョーンズ(米国)
デイビッド・ブランコ(米国)

<キック・ライト級/3分3R>
ホゼ・パラシオス(米国)
TJ・アーケンジェル(米国)

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