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【UFC95】試合終盤に失速するも、ケリーが逃げ切り成功

2009.02.22

41bd1c9e■第1試合ライト級/5分3R
ポール・ケリー(英国)
Def.3R終了/判定
トロイ・マンダロニズ(米国)

【写真】ケリーのエルボーに有効的なディフェンスをみせることができなかったマンダロニズ。後半挽回するも勝利には届かず―― (C) ZUFFA

首相撲で攻めるマンダロニズに対して、アッパーや右フックを見舞ったケリーがテイクダウン狙いを潰して、パンチを放って行く。勢いのあるボディから顔面へパンチを打ったテケリーは、足を止めての打ち合いのなかでも効果的にボディを効かせていく。

ラウンド終盤、ケリーはテイクダウンを奪い、ボディから勢いのあるパウンドを顔面に落としていく。左目じりをカットし、流血に見舞われたマンダロニズは、2R、開始早々に左フックをヒットさせるが、直後にテイクダウンを許してしまう。右のパウンド、エルボーを落とすケリーの頭を抱えようとするが、この防御でエルボーはディフェンスできない。


レフェリーがブレイクを命じ、試合がスタンドへ戻るが、マンダロニズがテイクダウンからマウント、さらにバックマウントを奪うことに成功。しかし、直後に胸を合わせたケリーはここでもエルボーを連打する。右のパウンドを浴び続け、流血が激しくなるマンダロニズは、ここで一発逆転を狙った腕十字へ。しかし、これも前方に振り落とされ、大きく左目を腫らし、その後も左右のパウンドを落とされ、青息吐息状態に。

ROTRでレフェリーを務めたいたこともあるBJの教え子マンダロニズは、3Rに逆転を賭けるも、ケリーのボディや左フックに先手を許してしまう。

距離を詰めてもパンチが出ず、組みつくこともできないマンダロニズは、ガードを高く上げ、自ら距離を取る。また、マンダロニズが踏み込んで左フックを放つが、これは空振りに。ケリーの動きも少なくなり、テイクダウン狙いを潰され、またもバックマウントを許す。

ここでポジションキープではなく腕十字に移行したマンダロニズだが、腕を引き抜いたケリーにトップを奪われる。残り試合時間1分となり、ブレイクからスタンドへ。ここでパンチを当て、テイクダウンに成功したのはマンダロニズ。必至の形相で下からケリーがガードを固めると、レフェリーがブレイクを仕掛けたが、ここでタイムアップ。1Rに厳しい攻めを受けたマンダロニズに、最終回では動きが極点に少なくなったケリー。ジャッジの裁定は、3-0でケリーに凱歌が上がった。

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