この星の格闘技を追いかける

【Bellator】ジョシュ・トムソンがUFCと再契約せず、ベラトールを選択

Josh Thomson【写真】36歳の決断。Bellatorはトムソンにとって終の棲家となるのか(C)BELLATOR

11日(火・現地時間)、Bellatorがジョシュ・トムソンと複数年専属契約を結んだことを発表した。

米国MMA界155ポンドのパイオニアの一人がUFCを離れライバルプロモーションへ籍を移す。元Strikeforce世界ライト級王者のトムソンは、UFC第一期ライト級時代からオクタゴンで活躍してきたウェルラウンダー、ストライクフォース時代はギルバート・メレンデスとのトリロジーでさらに名を馳せ、2013年にUFCと再契約を果たした。直後にネイト・ディアズをハイキックからパンチで破り、ライト級王座挑戦権を獲得。

順調に世界最高峰でのキャリアを構築するかと思われたトムソンだが、その世界戦を時の王者アンソニー・ペティスの負傷欠場に棒に振り、代役ベンソン・ヘンダーソンに微妙過ぎる裁定でスプリット判定負け。さらに昨年7月にはマイケル・ジョンソンの代役ボビー・グリーン戦でも甲乙つけがたい内要ながらスプリットで敗れている。

この後、自らの負傷もありオクタゴンから離れていた間にONEでコメンテーターを務めるなど、セカンド・キャリアを考えた活動もしてきた。そして、7月には1年振りのトニー・ファーガソン戦で完敗。それでもヒジで左右の額を切られ、三角絞めで絞めあげられながらも根性のファイトで健在振りを見せていた。この時点でライト級ランキング9位だったトムソンは、8月10日のランクでは一気に15位圏外となっていたため、内々でUFC離脱は決まっていたようだ。

現に今回のベラトールとの契約発表に際し、トムソンはUFCがファーガソン戦後も契約の更新を申し出たが、彼の方でベラトールを選択したことを明らかにしている。「UFCのリポーターは彼らが再契約を体よく断ったように言っているけど、実際には契約更新の話はあったよ。でも、僕はフリーエージェントとなりベラトールと契約することを選択した。ベラトールのオファーはFOXとリーボックと関係のあるUFCでは提示できないモノだったから、僕はスコット・コーカーと再び仕事をすることにした。ファイターにとって友好的な契約があることがポイントになったんだ。優秀なファイターは、それに見合った金を稼ぐべきだし、ベラトールにはそれがあったということだよ」とトムソンは語っている。

来月で37歳を迎えるトムソンが、パーソナル・スポンサーを除外せざるを得ないUFCに残るよりも、好条件下で戦うことを所望しても然り。トップ戦線から一歩下がったベテランにこのような選択枝があること自体、北米MMAが勢いを持続しているといえるだろう。あとはトムソン自身が、欧州フットボール界から中東に流れるプレイヤーのような晩年を過ごすという感覚でなく、米国MLSを選択しスポーツ大国でサッカーの人気UPに貢献することを目指すような溌剌としたプレー=ファイトをするように、王者ウィル・ブルックス、マイケル・チャンドラー、マルチン・ヘルド、パトリッキー・フレイレ、デイブ・ジャンセンらと、これまで通り激しい戦いを繰り広げることを願うばかりだ。

PR
PR

関連記事

大会予定(現地時間)

Movie