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【OFC08】上田将勝(02)「今回は試合が楽しみなぐらいです」

Masakatsu Ueda

【写真】テイクダウンの強さは当然のこと、実は〝痛い″打撃の持ち主としても知られる上田将勝。今後のキャリアを考えると、古豪ジェンス・パルバー戦は非常に大切な試合となってくる(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジムで行われるOFC08「Kings & Champions」に出場する上田将勝インタビューの後編。

対戦相手のジェンス・パルバーの印象や、OFCで戦うことに対する意気込みを訊いた。
Text by Takumi Nakamura

<上田将勝インタビュー、前編はコチラから>

――対戦相手はベテラン、日本にも馴染みの元UFC世界ライト級王者パルバーです。

「まさに“ストライカー”ですね。左のパンチはすごく怖いです」

――上田選手はどのくらいの時期からパルバーのことを認識していたのですか。

「修斗やPRIDEで戦っていた頃から見ていたので、レジェンドという印象ですね。ただ当時のパルバーは70キロで試合をしていたので、自分と戦うことはないだろうなと思っていました」

――パルバーと同じトーナメントに出ること自体が、少し不思議な感覚だったと?

「そうですね。でも出場が決まった時は1回戦を勝つことだけしか考えてなかったし、トーナメントの枠組みも決まっていなかったんですよ。だから1回戦が終わった後に……、実はパルバーと一緒に写真を撮ってもらいました」

――そんなことがあったのですね。準決勝の相手がパルバーになると分かった時はどんな心境でしたか。

「本当に光栄なことだと思いました。一緒に写真を撮ったりしたこと自体も何かの縁だったのかなって」

――対戦相手として考えると、パルバーは以前と変わらず強烈な一発を持っている一方で、打たれ弱さが指摘されています。

「確かにパルバーは打たれ弱くなっているかもしれません。でも僕のパンチで倒れるとは思っていないので、無理に打ち合って倒そうなんて考えてもいません。あくまで自分の距離で戦いながら、チャンスがあればテイクダウンを狙う。それは今までと変わらないです」

――今回は2度目のOFC、シンガポールでの試合になります。一度、それらを経験したことで、前回よりも調整・コンディショニングがやりやすいという部分はありますか。

「OFCはスタッフの方たちのサポートがすごく良くて、いい雰囲気で試合をすることが出来ました。時差も1時間しかないですし、現地でも日本のものが簡単に手に入るので、日本から必要なものを持っていかなくても大丈夫なんです。ベラトールでカナダに行った時は買い物に行くのも大変で、野菜も新鮮なものがほとんど売ってなかったんですよ。

食べ物にすら困るような状況だったので……それを考えると、OFCは試合の準備がすごく楽だなと思いました。だから今回は逆に気を抜かないように注意しています」

――また前回は「勝ちたいという気持ちを全面に出して、絶対にあきらめない試合をしたい」と、かなり勝利に飢えていた印象がありました。今回はどのような心境なのでしょうか。

「今回は前回ほど気負ってなくて、むしろ試合が楽しみなくらいなんですよ。だから自分が積み重ねてきたものを出し切ろうと思っています」

――上田選手が試合を楽しみと思うことは珍しい?

「はい。なんでそう思うのか……これという理由は分からないのですが、とにかくいい練習ができたので、それを試合で試したいです」

――パルバー戦をクリアすればGP優勝、そしてタイトル挑戦が見えてくると思います。現時点でベルトのことはどのくらい意識していますか。

「チャンピオンを目指して一つ一つ勝っていかないとダメなので、勝ってまたみんなと練習できるように頑張ろうと思います」

――ということはそこまで王者キム・スーチョルと対戦することはイメージしていない?

「そうですね。スーチョルがレアンドロ・イッサに勝った試合は見ましたし、純粋に強いチャンピオンだとは思います。でも今は自分が戦う相手のことしか考えられないです」

――上田選手がGPを勝ち上がっていく姿、そしてベルトを巻く姿を見たいと思っているファンにどんな試合を見せたいですか。

「僕はベラトールから切られて、戦う場所を失って何もない時にOFCから声をかけてもらったので、OFCには本当に感謝しています。だからシンガポールのみなさんにも喜んでくれるような試合をしたいと思っています」

■OFC08対戦カード

<OFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]朴光哲(日本)
[挑戦者]青木真也(日本)

<ミドル級/5分3R>
メルビン・マヌーフ(オランダ)
ブロック・ラーソン(米国)

<バンタム級GP準決勝/5分3R>
ジェンス・パルバー(米国)
上田将勝(日本)

<バンタム級GP準決勝/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
タン・ブー(豪州)

<ライト級/5分3R>
エディ・アング(香港)
アルナウド・ルポン(フランス)

<バンタム級/5分3R>
ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)
レオナルド・イッサ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
レネ・カタラン(フィリピン)
アレックス・シウバ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
バシール・アーマッド(パキスタン)
シャノン・ウィラチャイ(タイ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヌアー・ムハンマド(インド)
ジェイク・バトラー(米国)

<フライ級/5分3R>
チェン・ユンタン(マレーシア)
ロナルド・ロウ(シンガポール)

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