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【RFA07】スタンドで劣勢のコロンが、腕十字でロペスを破る

2013.03.23

<ミドル級/5分3R>
ビリー・コロン(米国)
Def.3R1分12秒by腕十字
ヴィニー・ロペス(米国)

左ローを見せたロペスに対し、サウスポーのコロンは右フックを狙う。ロペスも左フックを振るうが、コロンの右ジャブに勢いを削がれる。コロンが右ローから左フックで前に出ると、今度はロペスが左ジャブで距離を取ろうとする。コロンの右ボディからローでケージに追い込まれたロペスが、右ミドルで打開を図る。さらにワンツーから左ローを見せたロペスだが、ガードが下がるのが気になるところだ。

と、左から右フックをロペスが打ち込む。さらに勢いよく飛び込んで左フックを打ち込むなど、地元のロペスが勢いを増してきた。左フックから右、さらにローを蹴り込んだロペスは、コロンの前進に右のカウンターを合せてはスッと距離を取る。終盤、ロペスの動きが格段とよくなった初回だった。

2R、左ローから右フックとかつてのシュートボクセスタイルのような胸を開いたパンチながら、勢いを見せるロペス。コロンは左から右を伸ばすが、前に出るとパンチを受け、さらに顔面をヒザで突き上げられ一瞬、腰が落ちる。ロペスは続いて首相撲から左ヒザを突き上げると、明らかにコロンの動きが落ちる。それでも前に出るコロンは、より前傾姿勢を取り、覚悟を決めたかのようなワンツーを打ち込んでいく。

ロペスはワンツーをヒットさせて距離を取ると、コロンが右ボディを伸ばす。ヴィニー・コールの館内だが、右ストレートをコロンが打ち込む。と、真っ直ぐ前に出てワンツーからスリーフォーとロペスが連打を繰り出していく。残り30秒、コロンが組みついてバックに回るが、組み技には固執せずにクラッチを放す。コロンがパンチから再びダブルレッグで飛び込んだところで2Rが終了した。

最終回、左で飛び込んだロペスの顔面をコロンが打ち抜く。間合いを取ったロペスは、ここでダブルレッグからテイクダウンへ。コロンの三角絞め狙いは、腕の入れ方が逆だったが、直後に腕十字に切り替えると、マットに背中をつけたロペスが即・タップ。寝技に持ち込んだ策が裏目となったロペス、ケージが動きを制限して腕十字を防ぐことができなかった。

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