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【WJJC 2015】世界柔術決勝リポート<02>ライトフェザー級決勝、ギィの引退でパウロ圧勝

Paulo Miyao【写真】勝ち名乗りを受ける時も、表彰台も笑顔はない。いかにもパウロらしい(C)MMAPLANET

5月28日(木・現地時間)より31日(日・同)にて、カリフォルニア州ロングビーチのカリフォルニア州立大ロングビーチ校内ピラミッドで、IBJJF主催World Jiu-Jitsu Championship=世界柔術選手権が行われた。今年の競技柔術世界一を決めるこの大会、第2回はライトフェザー級決勝を振り返りたい。

Light Feahter Final<ライトフェザー級決勝/10分1R>
パウロ・ミヤオ(ブラジル/シセロ・コスタ)
Def. 3分32秒by ギチョーク 
ダニエル・ベレーザ(ブラジル/SASチームUSA)

昨年の決勝の相手、ギリャルメ・メンデスが引退を表明して大本命となったパウロ・ミヤオは、最初の二試合を一本勝ち。準決勝もカイオ・テハの弟キム・テハ相手にベリンボロからバックを奪い、8-2で完勝して決勝進出した。

対するは準々決勝では元世界王者のサミュエル・ブラガを倒し、準決勝では初戦で加古拓渡を下したジョゼ・チアゴ・バホスに競り勝ったダニエル・ベレーザだ。ベレーザは2001年の世界選手権で準優勝して以来、なんと14年振りの決勝進出である。

Light Feather Final02いつものようにベリンボロを中心に攻めてゆくパウロは、尻を取って上になり2点先制すると、続けてダイブしてもう一度ベリンボロを仕掛け、今度はレッグドラッグにつなげてパスに成功。さらにバックを奪うとギチョーク。わずか3分半で圧勝した。

世界初制覇にして、早くも(ギリャルメの復帰がない限りは)この階級では早くも敵なし状態となってしまったパウロ。となるとどうしても期待してしまうのは、一階級上げての怪物ハファエル・メンデスへの挑戦だろう。この両者の対決は昨年のヨーロピアン大会の決勝で一度実現しており、その時はメンデスがパウロのガードを強烈な圧力とヘッドシザースで封じ込めてパスを決めるという、競技柔術史に残る名場面が生まれた。

ギリャルメの引退により、今年は流れてしまったメンデス兄弟とミヤオ兄弟の新旧対決。競技柔術界の最先端にして最高峰を長年走り続けてきた者たちと、その後を追いかけ、これからまさにその道を走ろうとする者たち。来年、新たな歴史的瞬間に遭遇できることを待ち望みたい。

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