＜ウェルター級／5分3R＞
グンナー・ネルソン（アイスランド）
Def.3-0:29-28, 29-28, 30-27
ジョルジ・サンチアゴ（ブラジル）

サンチアゴの右をステップバックでかわすネルソン、組みついていくがテイクダウンを奪えない。サンチアゴは組んでヒザを見せる。距離を取りなおしたネルソンは、構えを変えてサイドキックから、突きを伸ばす。オーソに戻したネルソンはサンチアゴのヒザからエルボーを受ける。

左の構えから左ハイを放つネルソンは、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪う。足を利かせるサンチアゴに、柔術立ちでスッとスタンドに戻る。サンチアゴもスイッチを見せ、ネルソンは左ミドルを蹴り込む。頭を振り、しっかりと間合いを計るサンチアゴが、距離を詰めるとネルソンが逆にケージに押し込んだところで初回が終わった。

2R、セコンドの指示を守りサウスポーが増えたネルソンは、左上段突きを2発ヒットさせる。さらに左フックから、右と左とフックを打ち込むと、ダブルレッグでテイクダウンへ。サンチアゴの蹴り上げをかわし、足を一本抜いたネルソンは、右エルボーを落す。ボディと顔面にパウンドを落すネルソンに対し、サンチアゴはクローズドガードへ。

ネルソンは左ヒジをタイミング良く落すと、起き上がってローから足を払ってパスへ。顔面を打たれながら足を戻したサンチアゴだが、残り45秒でマウントを奪われる。エルボーを勢いよく落すネルソンが2Rは完全に取った。最終回、前出てきたサンチアゴが首相撲からヒザを蹴り上げ、離れては右ストレートを伸ばす。

ネルソンは左ハイから、オーソに構えて右ハイ。さらにオーソから右ストレートを打ち込む。ケージに押し込み、ボディにヒザを連打するサンチアゴ。ネルソンはやや遠目の距離から左をヒットさせる。オーソから右ローを決めたネルソンだが、サンチアゴの右を受ける。ネルソンも飛び込んで突きを返し、首相撲からヒザ蹴りを見せる。

残り90秒、左の突きが冴えるネルソン。組みついていくが、ここはサンチアゴがスタンドをキープする。サンチアゴの左に右を合せたネルソンは、残り30秒になり、ワンツーを打ち込んでいく。残り10秒、派手なフックの応酬でノーガードの防御を見せたネルソンだが、終了間際に強烈な左を被弾している。果たしてジャッジはどのような判断を下すか、結果はネルソンの3-0の判定勝ちとなった。

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